いよいよ、明日は卒業式です。お世話になった先生やここまで育ててくれたご両親、かけがえのない友達に感謝しするとてもいい機会なので是非「ありがとう」の一言を言いましょう。
さて、みなさんは、「もの」を大切にしていますか?
「もの」に対して日本とヨーロッパの違いをあるラジオで話していました。
日本の現在の基本的な考えは、良い商品をどれだけ早く・安くお客様に提供するかを考えます。
しかしヨーロッパは、良い商品を時間をかけて作り、注文を受けてから製品を作り提供するものが多いそうです。ですから、手元に届くまで1ヶ月近くかかり届く商品も珍しくないそうです。
確かに日本の商品は安くて性能も良くて、次の日にはその商品は手元にあるようなものばかりです。とても便利な国です。
しかしヨーロッパの製品の話を聞いて、日本は「もの」に対する大切さが欠落しているように思います。
ヨーロッパのように1ヶ月も待ってられないと思うかもしれませんが、1ヶ月もかかる商品は簡単には購入しません。何度も何度もいろいろな商品と比較して購入する。商品が届く一か月間はいろいろな想像をしながら楽しみに待つ。到着した商品は使えなくなるまで使用するのではないでしょうか。
私もよく安くてつい買ってしまい、実際は1回も使用せず、眠っているものが多々あります。皆さんはどうでしょうか。
私が卒業式の前の日に伝えたいもの。それは「ものに対してもありがとう」です。
みなさんの汗が染みこんだ部活で使ったシューズや部活道具。3年間共にした机や教室。
今の自分になれた影の功労者です。卒業式を前に自分が使った道具や場所をもう一度振り返り、感謝を口にしてはいかがでしょうか。
〇ひとりごと:ものを大切さがわかる感動映画、「トイストーリー3」おすすめです。