先生のひとりごと

気温は「夏」ですが、生命は「春」です

大した写真ではないですが、始業前第二校舎横の道路を歩いていると、そよ風にかすかになびくたんぽぽが。思わず写真を撮ってしまいました。

土曜日から福島は30℃を超える猛暑。今日も朝からかなり気温が高く感じます。生徒たちは6月の衣替えを前に今日から略装を許可されていますので、何となく先週と比べると涼しげな感じもします。

さあ、先週で試験も終わり、今日から平常授業。各部大事な大事な大会もありますが・・・勉強に、部活に大いに頑張りましょう！

幻想的

昨日の夕方、野球部の練習中にふっと後ろを振り返ると、バックネット裏に何とも幻想的な光景が・・・

写真でうまく伝わるでしょうか。台風の影響で、雨が上がった昨日も結構強い風が吹いた福島ですが、その夕方こんな風景が広がりました。

日が落ちるのが日に日に早くなる今日この頃。あの夏の暑さはどこへやら。野球部は東北大会に向けて日々練習中です！

初タイトル！

高校部活動の花形の一つといえば、「高校駅伝」ですよね。

古くから本校陸上競技部は活躍をしていたのですが、駅伝チームが立ち上がったのは近年の話し。

その駅伝チームが、先日の県北大会で見事初優勝！しかも区間賞5人という圧巻の内容で。

いやぁ、嬉しかったですね。

顧問の先生に聞いたところ、県に行くとタイム的には10位前後ですかね・・・と。

まだまだ都大路を走るところには至りませんが、将来的には！と期待してしまいますよね。

県上位の壁は高いでしょうけど、一歩一歩、近づいていって欲しいですね！

がんばれ陸上競技部「駅伝チーム」！

嬉しい電話

今日嬉しい電話が。

今年3月に卒業した野球部OBの湯浅京己君からシーズン終了の挨拶の電話がありました。

湯浅君は入学後2年の秋の大会終了までひどい腰痛のためマネージャーを務めた苦労人。その後けがの回復と共に選手に復帰、一冬で驚異的な伸び率を示して3年次夏の県大会にベンチ入りを果たしました。スピードはMAX140km/hを超えるまでに成長したんですね。甲子園では経験値で他の投手を上回ることができず、残念ながらベンチを外れました。

進路は我々は大学進学を勧めましたが、本人は何としてもNPBに進みたいと、BCリーグ富山サンバーバーズに入団。NPB入りへ最短コースを選んだのです。

その湯浅君から電話。何と今はMAX151km/hをマーク。プロの複数球団からマークされる存在なんだとか。もちろん、今週のNPBドラフトにかかるかどうかは分からないのですが、驚異的な成長にびっくりですね。わずか半年ですよ！

今週のドラフト会議では、OBで現在東芝の主戦岡野祐一郎投手が選出される可能性もあると風の便り。楽しみですね。

楽天イーグルス八百板卓丸選手1軍昇格即デビュー！パワプロでも！

本校の卒業生で東北楽天ゴールデンイーグルスに進んだ八百板卓丸君が、一昨日の西武戦でついに一軍昇格、8回に代走でプロデビュー。その後ヒットと犠牲フライでホームインし得点1を記録。確かな足跡を示してくれました。

八百板君は第96回選手権で甲子園ベスト8に進出した時の1番打者で、卒業後は育成ドラフト1位でプロ入り。努力の末昨年夏に支配下登録されて今春のキャンプは1軍帯同。開幕1軍は逃したものの、ファームで高打率を残してついに1軍に昇格を果たしました。9回のライトの守備に就いた八百板君は、右中間の打球に果敢にダイビングするなど(結果は捕球ならず！)はつらつとプレー。チームの勝利の輪の中にいる八百板君、イキイキとした素晴らしい表情をしていました！

高校時代から努力家でレギュラーを勝ち取った八百板君。プロでやっとスタートラインにたったばかりですが、ここまでの努力はやはり特筆！今後の1軍定着、レギュラー獲りを全力で応援します！頑張れ八百板！頑張れ卓丸！

ちなみに4月下旬に発売される予定の2018実況パワフルプロ野球という野球ゲームでも見事1軍ベンチ入りをしているようで、もう立派な「プロ野球選手」ですね！

一次キャンプ打ち上げ！球場職員の皆様、ありがとうございました！

第90回記念選抜高等学校野球大会に向けての野球部第一次キャンプを打ち上げました。
写真をご覧になって頂いてもお分かりの通り、同じ福島県とは思えぬほどいわき市は温暖で最高の天気！

5日間にわたって天候に悩まされることなく、充分な練習を行うことが出来ました。
主に実戦練習がメインでしたが、選手の順応も早く、特に攻撃陣は昨秋の大会時のような反応を見せていました。

利用した球場は南部スタジアム。数年前に人工芝になった同球場ですが、とにかく職員の方が写真のような応援メッセージをいたる所に張って頂けるなど、歓迎ムード。本当に嬉しかったですね！「福島県の代表として、甲子園でぜひ勝ってくださいね！」の一言、肝に銘じて戦います！

南部スタジアムの職員の皆様方、本当にありがとうございます！

また、宿舎の「ときわ旅館」はいわきで大会を行う際の「常宿」。ここでも本当に嬉しい対応を頂き、充実のキャンプとなりました！

野球部は2月末まで学校グランドで練習を続け、3月上旬から最終仕上げのため沖縄に向かって飛び立ちます。日に日に高まる緊張感。昨日は伊達市へ表敬訪問へ伺い、市長はじめ皆様の激励を受けました。

 

これからも野球部は精一杯練習を重ね、本番に備えたいと思います。皆様、ご声援よろしくお願い致します！

選抜に向けて

1月26日(金)に野球部のセンバツ出場が決まりました。

主催者の毎日新聞では、地域版で野球部に関連する連載がスタートしました。

これまで聖光学院のOBで室内練習場の建設にご協力して頂いた松浦建工所の松浦さん、県高野連会長の小林先生、そして元高校野球の監督で現在は福島シニアの監督関川先生の記事が載りました。

野球部内の紹介ではないけれど、それを取り巻く皆さんの想いを感じることが出来るのはいいですね。

選抜は決まりましたが、選手は全く浮かれた様子もなく、いつも通りの空気で練習に取り組んでいます。

グランドは雪に覆われ、まだまだ実戦というわけにはいきませんが、じっくりじっくり、根を張っていきます。

剣道部、すげ～なぁ！

剣道部の女子が県制覇！凄いな、って思う。

ここ数年、剣道部は常に県上位で活躍。今回も女子が優勝、男子は3位。

今回野球部がセンバツに出場が決定しましたが、今や野球部と共に学校をリードする部活動に成長しました。

剣道部の生徒、学校でも凄くいいんですよ。

何がって、表情です。立ち居振るまいがいいんですよね。人として落ち着いているというか、

やっぱり好成績の裏側には人間的な成長という部分があるんですね。

他にも悲願の春高バレー出場を目指す女子バレーボール部、東北プリンスリーグで研鑽を積み、2度目の選手権出場を目指すサッカー部など、聖光の部活動はますます好調！

皆様、ご声援お願いします！

5年ぶりの春へ

5年ぶりのセンバツが決まりました。

なかなか秋の東北大会では勝てず、悔しい思いをしてきました。

毎年毎年、挑戦し続けていますが、やはり勝負の世界は厳しいもの。何度も跳ね返されてきました。

それはそう。一生懸命やっているのはうちだけじゃありませんから。

そんな厳しい戦いの中、今年は手ごたえがあった。それも一年前から・・・。

このチームはいい歩みをしてきました。一番大きいのは、見てくれの力云々ではなく、様々な問題を自分たちで解決できること。自己解決力があるんですね。それが、例年のチームよりも出来るようになるのが早い。

秋は戦力、夏は総合力って思っているのですが、秋はどこもまだチームが出来ていない。だから、「力」というのが勝負を決める要素としては大きい。でも夏は、その力を封じる手立てをどこも作ってくる。だから力だけでは勝てない。プレッシャーの量も多いですしね。

そんな中、私は秋も「総合力」で勝負できるチームを目指しています。そういう意味で、今年は手応えがあった。その根拠はチーム力です。「今年神宮に行けなかったら(東北大会優勝できなかったら)、今のやり方ではもう無理だ」と本当に思っていましたから。もちろん力も付きましたし。

Bチーム時代は勝てない時期も続いたのですが、それも選手達が真剣に物事を考えていた証拠だと思います。逃げないで、本気で怖くなって、迷って。ある選手は「野球をやるのが怖いです」と私の前で涙を流すくらいでした。それだけまじめだし、真剣だった。逃げる事はいくらでもできたわけですから・・・。

そんなチームがセンバツの舞台に立つことが決まりました。5年ぶりの春、私の誇った「あの頃」はもう過去。ちょっと寂しい部分もありますけど、それを土台にして暴れまくって欲しい。「夏への通過点」なんて思わず、これで終わりなんだ！くらいの気持ちで勝負に挑んで欲しいですね。

開幕まであと2か月。まだまだチームは伸びると思います。感動の東北初制覇、神宮での悔しい経験、そして新たな歩み・・・東北の代表校として恥じない戦いができるよう、しっかり精進します！

卒業生宇佐見優介君が競輪選手に！

2011年、阪神タイガース歳内宏明世代に宇佐見優介君という選手がいました。

いわき市出身で、聖光学院では外野手として活躍。元気者でエネルギーがあり、チームには絶対欠かせない

唯一無二の存在。夏の甲子園初戦、宮崎の日南学園戦との戦いで、激闘の末歳内のサヨナラヒットで決着した

あの試合。ホームインした選手と同じくらい派手なガッツポーズをして新聞にも映っていた、あの宇佐見君です(知る人ぞ知る、ですが)。

彼は卒業後、なんと競輪選手になると言い出し・・・

なかなか合格せず、苦労に苦労を重ね、、6年の歳月を経て今年、やっと合格したのです。

「お～宇佐見、おめでとう！会いたいな～！今度野球部の練習でいわきに行くからその時に会おうか！」

宇佐見が合格の報告をくれた時の電話で私の話した言葉。

そうしたら宇佐見がこう言ったのです！

「違うんですよ。いわきで皆さんにお会いできるのは嬉しいんですけど、自分、聖光のグランドに行きたいんです！自分の原点、聖光の空気吸いたいです！」と。

嬉しい言葉です！「聖光行っていなかったら、競輪選手になるというチャレンジもしなかったと思うし、チャレンジしても6年間も頑張れなかったと思うんです」

その宇佐見優介が今日母校に帰ってきます。楽しみだなぁ。本当におめでとう！