「親孝行したい時に親はなし」と言うけれど、それは親への本当の意味での感謝の念を抱くのに時間がかかるということでもあるんですね。私の父親は高校時代に他界しましたから、これが当てはまってしまいます。だから今自分が想うのは、人に恥じることなく、一人前にしっかりと生きていくことが恩返しになると信じています。
親への感謝の気持ちはあるけれど、どうやって表現していいか分からない、という人も多いでしょう。親ってね、最終的には自分の子供の幸せ、それ一点を願っているんです。親に何をしてあげるということが大事ではなく、自分がまず目標を持って、しっかりと生きていく。人様に迷惑をかけず、「俺は(私は)、今充実している!!」ってそんな毎日を送ることが、最大の親孝行だと思うんです。
小さい頃、熱を出した時に寝ずに看病してくれた、いつも美味しいご飯を作ってくれる、厳しい社会の荒波の中一所懸命働いてくれる、そんな親のありがたさに、今日は少し心を向けてみよう! (了) (HY)