今日は世界禁煙デーです。
これは世界保健機関(WHO)が世界人類の健康のために制定した国際デーの一つ。第1回世界禁煙デーは1988年(昭和63年)4月7日に実施され、翌年の第2回からこの日に実施されました。
東京オリンピックに向けて、禁煙に関する様々な取り組みが始まっていますが、様々な意見が出ているようで・・・。
禁煙デーに関し、次のような報道がなされています。
世界禁煙デーを前に、WHOは、たばこによる影響についてまとめた報告を発表しました。
それによりますと、たばこを日常的に吸う人は世界全体で、およそ10億人に上っています。また、たばこが原因で死亡する人は年間700万人を超え、89万人はたばこを吸わないものの、他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙で、死亡したとしています。
一方、たばこが原因による医療費負担や、生産性の低下など、喫煙による経済的な損失は年間1兆4000億ドル(155兆円余り)に上ると試算しています。
さらに、たばこを吸う人のおよそ80%は低所得や中所得の国々に住んでいて、貧困層の世帯では、たばこに充てられる支出の割合が全体の10%を超え、食事や教育などの支出を圧迫し、たばこが貧困を深刻化させていると指摘しています。
WHOは、たばこによる健康や経済への悪影響を減らす必要があるとして、たばこの税金を引き上げたり、広告を禁止したりするなど、各国政府に、たばこの規制強化を呼びかけています。
う~ん、たばこが原因で死亡する人は年間700万人・・・うち89万人が受動喫煙などで死亡・・・。しかも、経済的損失が155兆円余り・・・。そう聞くと、やっぱり禁煙の動きが広まるのは仕方がないのかな、と感じてしまいますね。