先生のひとりごと

No.1は・・・ニッポンだぁ～！

オリンピックが閉幕した。

多くの感動を呼んだ平昌オリンピック。

中でもカーリング女子の銅メダルは、非常に感銘を受けた。

「No1は・・・ニッポンだあ！」の絶叫実況は、後世に残る・・・かも知れない。

カーリング、面白い。そして、彼女たちの会話がマイクで拾われてるのもいい。

そして、オリンピック競技の中で、最も悲壮感のない戦いではなかっただろうか。

当然本人たちは、ギリギリの緊張感の中で競技していただろうし、プレッシャーもあっただろう。

しかし、あの前向きで悲壮感を感じさせない姿勢は素晴らしいと思う。

オリンピック競技において、最も爽快さを感じさせてくれたいわゆるカー娘たち。

失敗しても、成功しても行われるハイタッチ。それは結果にとらわれず、

「今」にベストを尽くしたことに対する賛辞なのだろう。

羽生選手などの悲壮感、気迫。これはこれで素晴らしい。しかし、もう一つの感動を与えてくれたのが、

カーリング競技であった。

彼女たちの姿勢に、学ぶべきことは数多い。

小平奈緒選手の言葉力 １

オリンピック女子スピードスケートの小平奈緒選手。この4年間研鑽を積み、ついに辿り着いた金メダル。その小平選手の言葉力に感動です。今日はその１！

「明日死ぬかのように生きなさい。永遠に生きるかのように学びなさい。」

調べてみるとガンジーの言葉のようです。

「言葉」には力があります。「言葉」が心に響き、自分の人生を変えることもあります。

小平選手の発する言葉、そこには「哲学」を感じます。

昔、東京オリンピックで強化を担当した方が、外国から哲学者を招いたそうです。当時としては革新的、非難もありましたが、大きな実績を残しました。

勝つためには、競技力だけではダメなのです。そこに哲学がなければ・・・。小平選手、羽生選手、そう言えばメジャーリーガーのイチロー選手にも同じことを感じますね！

 

羽生結弦選手五輪連覇！ キーワードは「捨てる」 2

「捨てる」

羽生選手はこう言いました。
捨てなきゃ取れないものもある

つまり、他の幸せを「すべて捨てた」ということ。

「全部が全部欲しい、何もかも手に入れたいけど、捨てなきゃ取れないものもある」

 

「自己満足、結果論かもしれないけれど、苦しい時と幸せな時のアップダウンがすごかった。これだけ苦しい思いをしたんだから、もう幸せ全部捨てよう。オリンピックのために」

 

じゃあ、何を捨てたのか。

 

「普段のこととか考え方とか、今この幸せは要らないな、って」「そういうものすべて捨て去ってきた。五輪への想いが、どんどん小さくなって、最終的にキレイなかけらになった」

 

五輪への想いがどんどん大きくなって・・・ではなく、小さくなる。面白い表現ですね。オリンピックの金メダル以外の余計なものをどんどん削っていったら、もう、それしかなくなった。

 

ほかの小さな幸せのすべてを捨てて、すべてを犠牲にしてでもいいから、ただ一つの幸せを手に入れたい、五輪で勝ちたい。そのピュアで純度の高い結晶のみが残った。そうやって彼はオリンピックに臨んだのです。

 

捨てなければ得られないものがある。

 

「捨てなければ得られないもの」。人間って欲深い。あれも欲しい、これも欲しい。

でも、「捨てなければ得られないもの」があるんです。

 

そこまでして欲しいものがある。それが人を「本気」にさせるのですね。

 

羽生選手、おめでとうございます。そして一生に一度の高校生活を送っている皆さん！

自分の夢、目標、ありますよね！そうです、欲しいならば、やっぱり「捨てる事」が必要なんですね。

 

自分の人生において、羽生選手のように思うことってどれだけあるのかって考えてしまいます。

でも高校生活にはあるんですよね。

 

甲子園、国立、花園、代々木などなど、もちろん志望校への合格も。

 

捨てなければ得られないものがある。

 

羽生選手、そしてその他のメダリストから、我々は多くの事を学ぶことが出来るはずです！

 

 

 

羽生結弦選手五輪連覇！ キーワードは「捨てる」 1

昨夜は小平奈緒選手の女子500mスピードスケートの金メダル獲得に沸いた日本列島。オリンピックはやはりいいですね。選手の4年間の歩みを考えてみると、それだけで「感動」します。

さて、フィギュアスケート男子の羽生弦結選手の五輪連覇。これにも「鳥肌」が立ちました。羽生選手の「気迫」。今になって分かったこと、それは怪我が完治していなかった事。痛み止めの薬がなければ演技できないほどだったようです。だからこそ、あの「気迫」、「悲壮感」が感じられたのですね。

アスリートは「万全」な状態でないことが多いです。昔、本校サッカー部の監督を務めていた元Jリーガー鋤柄昌弘さんにこう言われたことがあります。「大事な試合前って、万全じゃないほうがいいことがあるよね。万全に越したことはないけど、意外とそこに隙が生まれる。何か抱えていた方が、覚悟が決まるもんだよ」。なるほどな～、と感じたものです。

羽生選手の状態が、どこまでのものなのか、私たちは知る由もありませんが、あの表情から受け取られるものは、「並々ならぬ決意」があったことは間違いありませんよね。

その羽生選手、金メダル獲得のキーワードとして挙げたのが「捨てる」という言葉。これは一体・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(明日に続く)

冬季オリンピック開幕！

今日、冬季オリンピックが開幕しますね。

北朝鮮の美女軍団とか、メダルの予想がどうだとか、いろいろ騒がれていますが・・・

一番は、「感動」ですよね。

4年に一度の舞台だからこそ、思い入れが強いからこそ起こる、たくさんの感動。

もちろん日本選手がメダル獲得！それに越したことはないですが・・・。

でも、この4年間、選手はここを目指してどんな思いで、どんな苦労をして辿り着いたのか。

それだけを考えても、ただ勝った、負けたでは測れないものがあるんですね。

45歳の葛西紀明選手。8度目のオリンピック・・・。単純計算で32年間ですよ、32年間。

その肉体を鍛え上げ、精神を磨き、いったいどれだけ苦労してきたのか。

それだけを考えても凄いことですよね。

イチロー選手が言いました。人間として成熟した時、自分がどんなプレーを出来るか楽しみだ、と。

 

スポーツの感動とは、表面上の勝った負けただけではない。その裏にある背景。その背景を

見ながら選手をみる。きっと心が震える「感動」を感じることが出来るはずです！

 

忘れてはいけない、日本人の精神「武士道」

ある本に出会いました。

日本人の誇り「武士道」の教え　いま、私たちが立ち返るべき哲学　志村忠夫氏　著

である。

＜はじめに＞の文章を紹介しよう。

あのような甚大な被害を受け、混乱する現地では、暴動や略奪などの犯罪行為が起こるのが世界の“常識”ですし、事実、いままでに、そのような映像が世界中から何度も送られてきています。しかし、東日本大震災の被災地の住民たちが支援物資に対し「お先にどうぞ」「いえ、私は大丈夫です」という譲り合いの精神を忘れずに対応し、怒号が飛び交うこともなかったことに、世界の人たちが感動し、称賛の声を惜しまなかったのです。

　韓国の「中央日報」は「こうした冷静な行動は、他人への『迷惑』を避けようとする独自の文化によるもの」と報道し、中国の「新京報」は「教師は最後に電気を消してから教室を離れ、避難民は暗闇の中で秩序正しく並び救済物資を受け取る」と日本人が見せる秩序と冷静さを高く評価していました。また、ロシア・タス通信・東京支局長は「日本には最も困難な試練に立ち向かうことを可能にする『人間の連帯』がいまも存在している」「他の国ならこうした状況下で簡単に起こり得る混乱や暴力、略奪などの報道がいまだに一件もない」と日本人を賞賛しました。

その脈々と流れる日本人の血、武士道とは何か、日本人の精神はどこに行ったのか。

ちなみに、聖光学院高等学校野球部が、この本に取り上げられています。219ページから222ページです。

この本を通し、「日本人」を考えてみましょう！

 

 

ぽっかり

今日から3年生が自宅学習期間となった。

3年生がいない学校はなんだか、ぽっかりという感じ。

これから約3週間はこんな感じか・・・。慣れるまでは、ぽっかり感はぬぐえないんでしょうね。

さて、問題は2年生ですね。

2年生は実質学校のリーダーです。学校の「顔」としての自覚をしっかり持って行動して欲しいですね。

3年生諸君！笑顔で卒業式を迎えることが出来るよう、有意義な日々を送ってくださいね！

 

ビリギャル、面白い！

昨秋文化交流会でお越しいただいたビリギャルこと小林さやかさん、その映画「ビりギャル」を観てみた。

これ面白いです。うん、面白い。

映画ですから当然脚色はあるのでしょうが、事実に基づいているし、実際講演も聞いたので、

話しがどんどん入ってくる。

いや～、本当にすごいですね、ビリギャル。

慶應に受かっちゃうんだから。

そこまでの努力が凄い！

人間って、頭がいいとか悪いとかいうけど、そういうの「才能」って言わないんだってあらためて思いました。

努力できる才能、これが一番大事なんだなと。

そして、慶応に行く！と信じて疑わない強さもある。

「ビりギャル」、すごい！

真冬日・・・ホントに寒い、いや、冷たい！

真冬日、最低気温が０℃未満・・・いや～寒いです。

第二校舎には氷(つらら)が・・・みてください、このつらら。

本当に寒い、いや、冷たいです。

こんなつららはあまり見ないのですが、職員室に来る生徒も、「髪の毛が凍っちゃいました」なんていう子もいたり。

雪も降り続いていますし、この寒さはしばらく続く見込み。

特に１年生で他県から来ている生徒はびっくりしているでしょうね～。

「恥ずかしながら、生きながらえて帰って参りました」

1972年の今日、グアムで横井庄一さんが発見された日です。この言葉は、横井さんが帰国後発した第一声だそうです。

横井庄一（1915～1997）氏とはどんな方か？　彼は元伍長の日本兵。太平洋戦争で召集され1944年からグアム島に配属。しかし1945年の敗戦も無条件降伏も知らされず、28年間もの長きにわたってジャングルの中でサバイバル生活を続けたという驚きの人です。

我々は既に戦争を知らない世代。横井庄一さんという名前も知らない人が多いでしょうね。

28年間もたった一人で密林の中で生活をする、想像を絶する世界です。

その間、戦争が終わったことも知らなかったわけですから・・・。

 

今北朝鮮のミサイル問題が世界の懸念事項になっています。冬季五輪の関係で、ここ最近は韓国との対話、等のニュースが流れていますが・・・五輪が終わったらどうなるのか・・・

もう二度と戦争を起こしてはなりません。

 

今日の授業、「今日は何の日」から始めよう。グアムに取り残された日本兵の悲劇。横井さんから「平和」を考えよう。