「捨てる」
羽生選手はこう言いました。
捨てなきゃ取れないものもある
つまり、他の幸せを「すべて捨てた」ということ。
「全部が全部欲しい、何もかも手に入れたいけど、捨てなきゃ取れないものもある」
「自己満足、結果論かもしれないけれど、苦しい時と幸せな時のアップダウンがすごかった。これだけ苦しい思いをしたんだから、もう幸せ全部捨てよう。オリンピックのために」
じゃあ、何を捨てたのか。
「普段のこととか考え方とか、今この幸せは要らないな、って」「そういうものすべて捨て去ってきた。五輪への想いが、どんどん小さくなって、最終的にキレイなかけらになった」
五輪への想いがどんどん大きくなって・・・ではなく、小さくなる。面白い表現ですね。オリンピックの金メダル以外の余計なものをどんどん削っていったら、もう、それしかなくなった。
ほかの小さな幸せのすべてを捨てて、すべてを犠牲にしてでもいいから、ただ一つの幸せを手に入れたい、五輪で勝ちたい。そのピュアで純度の高い結晶のみが残った。そうやって彼はオリンピックに臨んだのです。
捨てなければ得られないものがある。
「捨てなければ得られないもの」。人間って欲深い。あれも欲しい、これも欲しい。
でも、「捨てなければ得られないもの」があるんです。
そこまでして欲しいものがある。それが人を「本気」にさせるのですね。
羽生選手、おめでとうございます。そして一生に一度の高校生活を送っている皆さん!
自分の夢、目標、ありますよね!そうです、欲しいならば、やっぱり「捨てる事」が必要なんですね。
自分の人生において、羽生選手のように思うことってどれだけあるのかって考えてしまいます。
でも高校生活にはあるんですよね。
甲子園、国立、花園、代々木などなど、もちろん志望校への合格も。
捨てなければ得られないものがある。
羽生選手、そしてその他のメダリストから、我々は多くの事を学ぶことが出来るはずです!