大学4年、就職活動。あるIT関連会社に就職試験を受けた。
その最終面接で、役員からの質問がこれだ。
「あなたの好きな言葉、モットーは?」
私は「一所懸命」と答えた。
一生懸命ではなく、一所懸命。
「なぜ?」の問いに、私はこう答えた
「一所懸命とは、中世、1か所の領地を命をかけて守ることと習いました。それ以来この言葉が好きなのですが、私なりに一つのことを懸命に行い、その積み重ねが一生懸命につながると考えています」と。
そうしたら、面接官が「ほ~、それは素晴らしい!実は私のモットーも同じなんですよ!」
結局、内定を頂いたこの企業には、教員畑に進んだ私はいくことはなかったが、
高校時代に聞いた一所懸命の意味が、私の人生を決めかけていたといっていい。
生きていく上で、自分のモットー、座右の銘を持つことは大切なことだなと、つくづく思います。
今日の授業でちょうど中世の人々の所領の話しをしていたところ、こんな話しを思い出してしまいました・・・。