高校生活で一番思い出に残っていることは、遠足です。
先生とクラスで企画をして秋保温泉の河原で芋煮会をすることになりました。
それで、野菜係、肉係、鍋係、燃料係と分担し当日集合したとき、とても印象深いことがありました。
肉係の友人が、生きたままのニワトリを持ってきたことです。
河原について、先生からヤスをお借りして魚を捕っていると、上流から鳥の羽が流れてきたのを覚えています。
あとは、みんなで芋煮を作り、魚を焼き、全部美味しくいただきました。
これは、聖光学院の50周年記念誌に寄せられた、今から40年ほど前に本校を卒業した方の高校生活の思い出。
編纂委員として原稿確認をしながら感心してしまいました。自分たちで全て企画して準備して遠足を思う存分楽しんでいます。
しかも生きた鶏を自分で絞めて、魚も自力で現地調達! なんとたくましい!!
今の高校生ならどうでしょうか? という私だって鶏を絞めたりさばいたなんて絶対無理!
先輩方の生きる力って本当にすごいなぁと思います。
そして、私には触れもしない鶏や魚をさばいてくれている人がいるから、私たちの食生活が成り立っているわけで、そのことにも感謝ですね。
50年の学校の歴史だけでなく、高校生をふくめて生活の変化を感じるひと時でした。