滞在5日目の今日は、開会式のリハーサル。朝5時起床と早朝から準備し、9時からのリハーサルに臨みました。
選手達は落ち着いていつも通り堂々と行進していました。昨年までと内容は同じですが、唯一変わったのは本番の明日もスパイクではなくトレーニングシューズで行なうこと。芝生の保護という事なんでしょう。これは県大会でも同じですね。
今年の行進は北から。ですから聖光学院の行進は8番目です。皆さん明日お見逃しなく!!(笑)。
今年の開会式では、「がんばろう日本」の横断幕を被災3県の高校球児が掲げて行進します。福島県からは浪江高校の佐藤大吾主将と小高工業の高野大志選手。今年ベスト4に進んだ小高工業は準決勝で敗れた後、監督が選手達に「胸を張って小高に帰りたいが・・・」と言って声を詰まらせた場面がテレビで放送されていました。小高は避難区域になっており、「帰る場所」がないんですね。私達も胸が詰まる思いでした。そういった思いをされた小高工業や浪江高校のユニフォームが甲子園に登場する。何とも言えない気分でその光景を見ていました。大阪は当然のように「普通」の状態。数日間福島を離れただけで、原発などのニュースから遠ざかっているわけですが、あらためて「福島」を想う瞬間でした。
さて、練習は午後からでしたが、宿舎を出発する30分前からゲリラ豪雨!!練習会場は高野連が割り当てるのですが、雨天の場合は自分達で探さなくてはならず、バタバタ劇。結局社会人の大阪ガスの雨天練習場をお借りして、練習を行ないました。途中から雨も上がり、大阪ガスのグランドは水はけが素晴らしく、短時間ではありましたが(雨は一旦止んだのですが、再度降ってきたので・・・)シートノックとバッティングが出来たのはラッキーでした。選手達がまだ打ち足りないという事で室内で十分打ち込み、最終調整が終了しました。
さあ、明日はいよいよ開会式&決戦。もう何も言うことは有りません。昨年興南に敗れてから約1年。様々な経験を通し辿り着いたこの舞台。エース歳内を筆頭に、選手達はきっとやってくれるはず。強い想いをもって、明日の決戦に臨みます!! (Yokoyama)