多くの競技がインターハイ県予選を終えました(本校生の活躍はNEWSをご覧ください)。2ヶ月前は大会がどうなってしまうのか、1ヶ月前はインターハイ地区予選が正常に行われるのかという不安がありながら、例年と変わりない時期に県の代表選手を決定できていることに改めて人の前に進む力ってすごいなと感心しています。
さて、1ヵ月半ほど前に弓道競技の地区予選開催への話を書かせていただき、大会も無事に終えることができました。大会の結果等は調べることができますが、その裏側の話はどこにも掲載されないのでこの場を借りて一つだけ書かせていただきます。
大会前日の夜、体育館で活動する他競技の生徒の練習時間になるべく影響が出ないよう、19時過ぎに各学校顧問の先生が集まって準備を始めることになっていました。私も会場設営のため会場校に向かい体育館に入ると、そこには40人を超える私服を着た人達がいました。よく見ると、その顔ぶれはかつて選手として活躍していた各高校の卒業生のみなさんでした。話によると、卒業生は現顧問の先生から「お手伝いが可能であれば…。」と一人にメールがあり、そこから同級生や先輩・後輩に連絡がまわり「少しでも力になれれば…。」「先生が困っているから。」と集合したそうです(20代半ばの社会人や今年3月に卒業した学生など年齢構成も様々でした)。
私は、その光景を見て部活を通して築いた人とのつながりや各学校がもつ伝統、指導にあたった先生の指導力にとても感動しました。おかげさまで多大な協力のもと何とか準備を終え、大会も無事に終えられました。ご協力いただいた方々には、この場を借りて厚く御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。