今日は節分、ということは明日が立春。今日の日中は暦通りに暖かくなりました。しかし、地球上を広く見渡せば暦通りとはいかないようです。温暖化が原因と思われる異常気象が世界各地で起きています。それに伴う災害によって人的被害や経済的な被害も深刻化しつつあります。しかし、世界はその深刻さを認めながらも自国の経済発展を考えると積極的な対策をとれない事情があるようです。温暖化政策は国によって温度差があり、世界全体でみればCO2排出量の削減が遅々として進まないのが実情のようです。人間は自分自身に被害が及ばないうちは本気になれないのだと思わざるを得ません。
国連環境計画の報告によれば、人類が自然から受ける恩恵は、お金に換算すると年間331兆円に上るといいます。中でも一番大きいのが森林で、何の対策も取らずにこのまま森林破壊が進めば、CO2の吸収量が減少し、世界は莫大な負担を強いられることになるということです。このように、お金に換算すればその深刻さが実感できるのかもしれません。地球上に住む人々のCO2削減に対する意識改革と各国の温暖化防止対策、それに、一人ひとりの小さな削減努力で地球の危機を回避しなければならないと思います。