10月15日朝、朝日新聞に掲載されたある記事が目に留まった。治る見込みがなく、死期が近い末期患者の延命に関する『リビングウイル』の記事だ。
リビングウイルは、延命医療を拒否することを事前に書面に残しておき、本人の意思が直接確かめられない時に、その書面に従って治療方針を決めるという考え方だという。
さて、先日久しぶりに知人の男性にお会いした。彼の妻は脳出血で倒れて久しかった。その後の様子についてお聞きしたところ、倒れてから現在に至るまで意識もなく、寝たきりだということであった。その状態で間もなく10年になるのだというのだから、ご家族の介護の苦労は並大抵ではないと感じた。
私は、末期医療に特に関心があったわけではないが、健康であるうちに家族との話し合いを持つことが必要だと感じた。他人事ではないのだ。