11月25日付の新聞から・・・。事業仕分けが進んでいますが、外務省にもメスが入りましたね。外務省の所管の独立行政法人「国際協力機構」(JICA)がその対象です。研修生を含めて、年間約2万人が日本と各国を行き来するそうで、問題はその出張旅費。JICAの基準では、青年海外協力隊やNGOはエコノミーだが、財団の役職員と現地調査を行う専門家はビジネス、理事長と副理事長はファーストクラスだそうで・・・。利用件数の75%以上がビジネスクラス以上の御利用なんだとか・・・。民間出身の仕分け人は「いまどきビジネスクラスを使う民間会社なんかないよ。国民はエコノミーで、さらに格安旅行会社を使って出張してますよ」と厳しく指摘したそうです。
そりゃそうですよね。厳しい御時世、やっぱり役人様はどこか狂っている・・・っていうか、それが常識になっているんでしょうか。国民の税金でやるわけですから、その辺はきっちりお願いしたいところです。徹底的に無駄を省き、国民の利益になるように有効に税金を使ってほしいですね。
政治は間違いなく変わっているようです。しかし、民主党政権になって、来年からガソリンの暫定税率の廃止や、高校無償化、子供手当てなどなど、変化の「実感」があると思います。高校無償化・・・は公立学校で、私学は一部補助。我々にとっては大問題です。ただ、本校の場合は授業料が2万ちょっとですから、私学生にマニュフェスト通り1万円が出れば、公立との格差は広がらないようになります。ただ、公立は「ただ」・・・というイメージは払しょくするのは難しいかな?とは思っていますが・・・。
話しは戻りますが、これまでの自民党政権、誰が首相であっても、我々の生活が変わった、という実感があまりありませんでした。実際、生徒に聞いても、「誰がやったって、私たちには直接関係ないじゃないですか」という意見が大半を占めます。しかし、その「変わった」ことが実感できれば、今の高校生たちももっと「政治」に興味が出るんだと思います。私は、どの政党を特別ひいきにしているということはありませんが、「変わる」「Change」という実感こそが、若い世代の政治参加に繋がるんじゃないかな、と考えています。(Yokoyama)