聖光学院高等学校NEWS

野球部｢2012 秋」準々決勝は学法石川に逆転勝利!!

　本日いわきグリーンスタジアムで行われた第64回秋季東北地区高等学校野球福島県大会の準々決勝、対学法石川戦は、2度のリードを許す劣勢から粘り強さを発揮して逆転勝利、4強に駒を進めました。

　試合は2回、まず学法石川が試合を動かしました。先頭打者が死球、そして次打者の送りバントを内野安打にしてしまい走者を背負うと、先発の石井成が7番大竹一生君に左中間に運ばれてまず1点、続く8番野添真輝君に犠牲フライを打たれて2点を献上してしまいます。

　しかし3回表に聖光学院は二死からチャンスを作ります。二死後1番西村大樹君がエラーで出塁すると、2番石野佑太君が死球、3番園部聡君も三塁手のエラーで満塁の大チャンス。貰ったチャンスとはいえ、ここで迎えるのはここ2試合、聖光学院最初の得点を叩き出している4番八百板飛馬君。八百板君はここまで打ちあぐんでいた相手主戦のスライダーを見事にライト前に運び、まず1点。さらに5番佐藤昌平君の時に、相手投手がボークを犯して同点に追いつきました。

　試合は2対2のまま中盤5回に進みます。学法石川は先頭の9番石田将也君にセンター前に運ばれると、続く1番大友祥之君に右中間へのスリーベースヒットを放たれ、再び1点を勝ち越されてしまいます。すると6回、聖光学院は再び二死から4番八百板君がレフトオーバーのツーベースヒット、さらに5番佐藤昌平君がライトオーバーのスリーベースヒットを放つ長打攻勢で同点に追いつくと、6番酒谷遼君が代わった左腕菊地大志君から逆転のセンター前ヒット!!　2度のリードを許しながら、2度ともすぐ次の回に、さらに二死からの得点という粘りでこの試合初めてリードを奪いました。

　4対3という接戦となった準々決勝、8回についに聖光学院が勝負に出ます。先頭の今大会ラッキーボーイになっている佐藤昌平君が見事なセーフティバントを決めると、先程タイムリーの酒谷君が四球を選びチャンスメイク。ここで7番途中出場の井原貴視君が絶妙のセーフティバントを決めるとこれが悪送球を誘って、2塁走者の佐藤君が一挙に生還、さらに8番廣瀬和光君がこれまた一塁線に絶妙のスクイズを決めて2点を追加しました。この回ここまで3つのバントを成功させた聖光学院が学法石川を引き離しにかかります。そしてとどめは2番石野君。マウンドに戻った相手主戦の直球を振りぬくと、ライト線へのツーベースヒットとなりこの回3点目、大技・小技を絡める見事な攻撃で相手を翻弄した形となりました。

　先発の石井君は6回以降尻上がりに調子を上げ、特に8回、9回は学法石川打線から5奪三振。終わってみれば公式戦初完投、被安打8ながら9奪三振の粘り強い投球。今日も無四球(死球は3)と、制球の良さを見せ付けて、チームを7年連続のベスト4に導きました。

　東北大会をかけた準決勝は、明日同じくいわきグリーンスタジアムで光南高校と対戦します。今夏の準決勝・決勝の相手との戦いが続きますが、次戦も粘り強い野球を期待しています。皆様、どうぞ応援よろしくお願い致します!!

野球部｢2012 秋」2回戦は前半苦戦もコールド勝ち!!

　いわき市の平野球場で行われている第64回秋季東北地区高等学校野球福島県大会の2回戦で、本校野球部は本日いわき海星高校と対戦しました。

　いわき海星高校の主戦鈴木悠太君は、左のサイドスローの変則ピッチャーで、なかなか打ちづらい好投手、聖光打線がいかに攻略できるかがポイントとなりました。しかし、悪い予想は的中、5回まで放ったヒットは3本、盗塁死や牽制死も重なり、0対0のまま試合は終盤戦にもつれ込みました。

　何とか鈴木投手を攻略したい聖光学院は6回、先頭の今日先発の佐久間悠次君が投手強襲ヒットを放ちますが、1番西村大樹君の送りバントは失敗、嫌なムードが漂いますが、続く2番石野佑太君の時にヒットエンドランを仕掛けると、これが敵失を誘い、大チャンス。ここで迎えるのは期待の3番園部聡君。しかし、園部君はレフトフライに打ち取られ、今日4番の八百板飛馬君も2ストライクに追い込まれてしまいます。何とかこのチャンスをモノにしたい聖光学院、八百板君はここで執念のセンター前ヒット!!　2試合連続で先取点を叩き出す勝負強さで1点を先制、さらに中継ミスの間に一塁走者の石野君までがホームインし、やっとの思いで先制点を挙げました。

　こうなると試合は一気に聖光ペース。7回には先頭の酒谷遼君が左中間への3塁打を放つと、続く今日スタメンの井原貴視君が見事なスクイズ(記録は内野安打)を決めて1点を追加、さらに二死から1番西村君がレフト戦へ会心のツーベースヒット、2番石野君も右中間へのタイムリーでこの回3点、さらに四球でチャンスを広げると、ワイルドピッチと押し出しで一挙5点を奪って7回コールド勝ちをおさめました。

　投げては昨日9回1イニングを投げた佐久間君が先発して7回完投・完封勝利。両サイドと低目を丁寧に攻めて被安打は2本、捕手には蛭田湧斗捕手を起用し、見事なバッテリーの呼吸でチームをベスト8に導きました。

　次戦は今週の土曜日、いわきグリーンスタジアムで夏の決勝の相手、学法石川高校と対戦します。皆様、どうぞ応援よろしくお願いします!!

 

野球部「2012 秋」初戦 須賀川高校に7対1で勝利!!

　本日いわき市の平野球場で開催された第64回秋季東北地区高等学校野球福島県大会で、新チームの初戦となる対須賀川高校戦が行われました。本校野球部は今夏の甲子園で1勝したことで支部予選を免除。甲子園のベンチ入りは園部聡君だけでしたので、メンバーはほぼ一新、その戦いぶりに注目が集まりました。

　聖光学院の先発は1年生の石井成君。石井君は2009年秋の東北大会の芳賀智哉君(現東海大学)以来の1年生｢1｣番。地元いわきでどんなピッチングをするか、期待されました。

　初回、その石井君は簡単に二死をとると、3番齋藤隆聖君に強烈なレフト前ヒットを放たれ、これを八百板飛馬君がまさかの後逸。三進を許してしまいました。続く4番打者を死球で歩かせますが、5番佐藤光希君をサードゴロに打ち取ります。しかし、三遊間よりのこのゴロを西村大樹君が失策、ミスで相手に先取点を与えてしまいました。

その裏の聖光学院は早速反撃に転じます。一死後2番の石野佑太君が四球を選びすかさず盗塁を決めると、二死後4番園部聡君は初回から敬遠気味の四球。ここで先程ミスを犯した八百板飛馬君がしぶとくセンター前ヒットを放ち、まず同点。さらに6番佐藤昌平君が初球を打ち抜くと、左中間を深々と破る逆転の三塁打。主導権を取り戻す見事な攻撃を見せます。

石井君は、2回にも3本のヒットを集められますが、牽制球で走者を刺すなどしてピンチを凌ぐと、3回以降は低目に丁寧にボールを集めて散発の4安打。奪三振は4ながら、無四球と制球の良さを見せてゲームメイク。初登板とは思えない落ち着いた投球を披露しました。

一方聖光打線は、5回に一死満塁のチャンスを作ると、再び佐藤昌平くんがセンターへ犠牲フライ。膠着した試合を動かす貴重な1点を挙げました。さらに6回に相手失策で1点を追加、7回にも8番廣瀬和光君がタイムリー、さらに8回には技有りのセフティバントで出塁した石野君を三塁に進めると、4番園部君の内野ゴロでダメ押し、後半小刻みに得点を重ねた聖光学院が7対1で勝利しました。

この試合、聖光学院は小刻みにリレーする須賀川投手陣から7安打。チャンスで1本出ないもどかしさはあったものの、5盗塁と機動力を発揮。ベンチ入りのうち14人を試合に出場させるなど、今後の戦いを視野に入れながらの戦いになりました。

2回戦は明日、同じく平野球場でいわき海星高校と対戦します。皆様どうぞご声援よろしくお願い致します!!

高校日本代表野球世界選手権 岡野投手が完封勝利!!

韓国で行われているIBAF18U世界選手権の予選第1ラウンド、日本対チェコ戦で、本校の岡野祐一郎君が初登板、“世界デビュー”を果たしました。

岡野君は5回を被安打4、奪三振5、そして持ち前の制球力の良さを発揮して無四球。試合は5回までに日本が7点を挙げて岡野君を援護、雨のためこの5回でコールドゲームとなり、岡野君が国際大会で勝利投手となりました。

日本は決勝ラウンドに駒を進めており、連戦の中、強豪国と対戦していく事になります。是非とも“世界一”となってもらいたいですね!!

頑張れ日本!!　　頑張れ岡野祐一郎君!!

陸上競技部２選手に表彰状伝達!!

本日の礼拝時、８月２４日からあづま陸上競技場で行われた平成２４年度福島県高等学校体育大会県北t区予選において、本校の菅野雄真君(３年電気科)と佐藤厚志君(1年機械科)が活躍し、表彰を受けました。

記録は下記の通りです。
菅野雄真君　＜100m＞　第1位　10秒99
　　　　　　　　 ＜200m＞　第2位　22秒78
伊藤厚志君　＜三段跳び＞　第3位　12m06

※県大会での活躍を期待しています!!

祝!! 高校日本代表に岡野祐一郎君選出!!

　本日第94回全国高等学校野球選手権大会が大阪桐蔭の優勝で幕を閉じました。その後、日本高等学校野球連盟から、「第２５回ＩＢＡＦ　１８Ｕ世界選手権大会」に出場する高校日本代表選手を発表しました。

　本校からはエースの岡野祐一郎君が選出!!　昨年の歳内宏明君に引き続き2年連続で代表選手を輩出することになりました。

　岡野君は｢大変光栄な事。代表でも精一杯自分のできる事をやって行きたい」と抱負を述べました。また、岡野君には学院、保護者会、同窓会より激励金が贈呈されました。

　岡野君、日の丸を背負い、金メダルを目指して頑張って下さい!!

野球部夏の甲子園 2回戦浦和学院に敗退・・・

本日阪神甲子園球場で行われた第94回全国高等学校野球選手権大会の2回戦は、浦和学院と対戦し、4対11と大差で敗れてしまいました。

聖光学院は初回、園部聡君がセンターバックスクリーンへ飛び込むスリーランホームランで先制しましたが、先発岡野祐一郎君が大不調。すぐさま3回に逆転を許すと、4回にも2失点。合計6失点で早々とマウンドを飯高星哉君に譲る事になってしまいました。

その後も浦和学院の猛攻を抑えられず、飯高君も5失点。7回に安西聡君がレフトスタンドへソロホームランを放って1点を返すのが精一杯。惜しくも昨年に引き続き2回戦敗退となってしまいました。

大会期間中、多くのご声援を頂きました事に心より感謝申し上げます。本当に有難うございました。

甲子園大会 雨天のため本校の試合は17日に!!

本日（8月14日）が雨天のため、甲子園大会が中止になり、日程が順延となりましたそのため、本校の試合が8月17日になりました。なお、試合開始時間は予定通り8：00となりますので、よろしくお願い致します!!

甲子園1回戦 前年度覇者 強打の日大三高を2対1で降す!!

第94回全国高等学校野球選手権大会の1回戦が本日阪神甲子園球場で行われました。相手は前年度覇者、強打の日大三高。聖光先発の岡野祐一郎君が日大三高打線をいかに抑えるかがキーポイントとなりました。

試合は初回から動きます。1回裏、すっかり先頭打者に定着した安西聡君が変化球をセンター前ヒット、平野雄馬君がしっかり送って走者二塁、さらに3番長井涼君が四球で歩く大チャンス。4番園部聡君の打撃に期待がかかります。その園部君の2球目、二塁走者安西君が日大三高先発斉藤風多君のモーションを盗み三盗に成功。結果的にこれがビッグプレーとなりました。園部君はここでセンターに犠牲フライを打ち上げ、俊足の安西君がホームを踏んで先取点を挙げました。

一方岡野君は、県大会から続く不調が嘘のように絶好調。強打の日大三高打線を4回まで1安打。最大のピンチは5回でした。先頭打者にヒットを許すと、一死後に内野安打と四球で満塁となります。ここでバッターは9番斉藤君。この大ピンチに日大三高はカウント1-3からスクイズ!!　これをバッターが見逃して三塁走者を狭殺してツーアウト、その後斉藤君を歩かせなおも満塁のピンチでしたが、1番森龍馬君をファーストのファールフライに打ち取って、この大ピンチを無失点で切り抜けました。

聖光打線は3回、4回、6回、7回とスコアリングポジションに走者を置きますが、決定打が出ずに無得点。試合は1対0のまま8回を迎えました。一死後4番園部君が左中間への三塁打を放つと、5番齋藤湧貴君がタイムリーを放って待望の2点目、さらに7番関根涼君が一二塁間を破り、バントで二進していた齋藤君がホームに突入しますがこれはアウトとなってしまいました。しかし、ついに2点目を挙げ、最終回へと試合は進みました。

ここまで岡野君は日大三高打線を3安打に抑える好投を見せていましたが、先頭打者の日大三高の主将3番金子君がセンターバックスクリーンへソロホームラン!!　前年度覇者の意地、プライドの詰まった見事なホームランでした。しかし、岡野君は後続の3人の打者をいずれもセンターフライに打ち取って、強豪日大三高を見事に破りました。

この試合、岡野君の好投はもちろんですが、初先発起用の本間寛章君やライト関根君のファインプレーなどバックも盛り立てるなど、聖光学院らしい泥臭い全員野球の勝利でした。

2回戦は16日、関東の強豪、選抜ベスト8の浦和学院と対戦します。皆様、どうぞご声援よろしくお願い致します!!

優勝報告会が行われる

　

本日、本校第一校舎の礼拝堂にて、第94回全国高等学校野球選手権大会出場壮行会と福島県大会報告会が行われました。夏休み中にも関わらず、全校生が集まってくれた中、横山部長を先頭に斎藤監督、そして優勝旗を握りしめた氏家主将、真っ黒に日焼けした選手たちが凛々しい姿で登場しました。選手一人一人の表情から、今大会の激戦を制した自信と次なる全国制覇を見据えた戦いに臨む強い覚悟が感じられました。

　会のほうは、渡邊校長や生徒会長である盛藤君から激励の言葉を頂いたあと、横山部長や斎藤監督、氏家主将から優勝報告と甲子園出場に向けての抱負を語っていただきました。斎藤監督からは、「今まで献身的にチームを支えてきてくれた17名のベンチ入りを外れた3年生を必ず甲子園に連れて行くという強い思いを持って戦った正選手の熱い想い」などのエピソードを伝えてくれました。また、氏家主将からは、「日本一への挑戦」という力強い言葉が聞かれ、選手達の心は、8月8日から始まる甲子園大会に向け、更なる戦いが始まっていることを感じさせられました。