先生のひとりごと

歴史を「学ぶ」

「先生、なんで歴史なんか勉強しなきゃならないんですか？」

聞かれちゃいないけど、そんなこと思っている生徒も多いんだろうなぁ。

いろいろあるんだろうけど、今日はその一つ。

「過去の失敗から学ぶため」

よく言われることですけど。

人間は失敗した時、なんで失敗したか考える。でも失敗してから考えてたら遅いときありますよね。

だから、先人たちがどのように難しい局面を乗り越えたのか、どうして失敗したのか。そういったことを勉強することで

自分たちは失敗せずに成功の秘訣を知ることが出来るんですね。

歴史は暗記科目・・・ではなく、歴史を学ぶ、そんな意識を持つと面白いものですよ！

 

黄金律

今年の標語は「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」（マタイ福音書七章12節）です。

マザーテレサや教育に関する著書を多数持つ中井俊己氏は、この言葉について次のようなコラムを書いています。

 

これは、イエスが語られる「隣人愛」を表した言葉です。

儒教の教えにも似たような言葉があり、日本でもよく知られていますね。
「己の欲せざる所、人に施すなかれ」

つまり、「自分がしてほしくないことは、他人にもするな」ということですが、これも隣人愛のひとつです。

日本ではよく、「人に迷惑をかけないように」と言われます。
これはとても大切なことだと思います。

たとえば、バスや電車などの公共の場で自分勝手な行動をしていては当然のことながら、他の人に迷惑をかけます。

これは親も教師も子どもにしっかり教えるべきマナーなので、
「バスや電車で騒がないように、人に迷惑がかかるから」
と、わたしもこれまで繰り返し、学校で子どもたちに言ってきました。

けれども、「～しない」という控えめな態度も大切ですが、それだけはなんとなく物足りないような寂しいような気がします。

もう一歩踏み込んで、「自分がしてほしいことを他人にもしてあげる」という積極的なふれあいにこそ温かな人間らしさを感じます。

たとえば、バスや電車に乗ったときは、
「お年寄りの方がいらっしゃったら、席をゆずってさしあげなさい」
と、子どもに言うだけでなく、自ら進んでそうしてみる。

そういう行いも、この言葉にこめられた隣人愛ではないでしょうか。

 

いかがでしょうか。この言葉はまさに黄金律。黄金律とは多くの宗教、道徳や哲学で見出される「他人から自分にしてもらいたいと思うような行為を人に対してせよ」という内容の倫理学的言明のこと。

簡単なようで、実は奥深い言葉ですね。なにせ、黄金律。肝に銘じておきたいですね。

 

上に立つより役に立て

ある人の言葉です。　

「人の上に立とうと思うなよ。人の役に立とうと思えよ。」と。そして、さらに「人の役に立とうと思って頑張れば、自然に人の上にたたなければならないときがくるものだが、それは、それまでよりももっと大事なことで人の役に立たなければならないということだ。そのようにして上に立つようになるのが本当の意味の人の上に立つということなのだよ。」

４月は新たな出会いの時。特に１年生は会う人会う人が新たな出会い。そして２年生は初めて「先輩」になるんですよね。そういう時、特に若者にとって大切なのは自分の「立ち位置」ではないでしょうか。

でも、人の上に立とうとするとロクなことにはなりません。大切なのは「役に立つ」ことなんですね。

「人の上に立つより、役に立て！」　肝に銘じておきたい言葉ですね。

欠くことの出来ない存在として

今、私が注目している人物がいます。見城徹さん、幻冬舎の創業者で、その昔「若者のカリスマ」尾崎豊さんを支えた人としても有名ですね。その方がこんなことを言っています。

仕事というのは「圧倒的努力」をした者同士の濃密な交錯です。依存し合うのではなく、互いに欠 くことのできない存在として血を流し、命を張る。その「癒着」が大きな結果を生みます。

これはクラスの仲間や部活動にも言えますよね。

依存し合うのではなく、互いに欠くことのできない存在となる。

支えあうことは必要。でも、依存して頼るだけでなく、まずはお互いが欠くことのできない存在となり得ることが大切なんですね。

依然紹介した「憂鬱じゃなければ仕事じゃない。苦しくなければ努力じゃない」もそうですが、見城徹さんの言葉、魅力的です。

聖光学院では今日がクラブ登録日。正式な入部となるわけです。一人ひとりがその部活に「欠くことの出来ない存在」となれるよう頑張ってください！

 

乱高下

昨日は結構ポカポカ陽気だったのに、今日は12℃。明日は16℃で明後日が21℃。気温の乱高下は体調を崩しやすいものです。特に1年生は慣れない環境の中での学校生活。十分気を付けてくださいね。

そういえば、昨日隣の保原町で銀行強盗があったとか。犯人は逃走中なんだそうで、ちょっと心配ですね。犯人捕まったのかなぁ。

 

初々しい！

1年生が入学し、今日が3日目。1日ホームルーム活動となっていますが、今日あるクラスが職員室利用について説明を受けにやってきました。

第2校舎はログハウス形式で教室の電気やエアコンなどを職員室で一括管理していますので、その利用方法や遅刻や早退の時に書く書類の説明などを受けていました。

う～ん、なんとも初々しい！我々にとっては当たり前のログハウスも、生徒たちにとっては真新しいのでしょうね。

緊張の連続となる日々でしょうが、今日は午前中授業。部活のある生徒もいるでしょうが、休める人はしっかり休んで体調を整えてくださいね！

素直さは行動のスピードに現れる。

こんなコラムを見つけました。

素直さは行動のスピード

オススメされたらその場で！
のレベルの素直さが、
運も成功も引き寄せる。

たとえば、本。

人は、オススメされて、
すぐに買う人と、
1週間後に買う人、
そして、買わない人。

この3つに分かれます。

すぐに買い、読む人はたった3%
1週間後に買う人は87%
買わない人10%
という比率になるのだそう。

3%の人は大成功
87%の人は普通
10%の人は貧乏

だから、
常に3%に入り続けること。

それが成功の秘訣です。

 

いかがでしょうか。成功者はとっても素直だというんですね。
すぐに試す、取り入れる。合わなかったら辞めればいい。

まずは素直に受け入れる。そんな姿勢が大切なのではないでしょうか。

圧倒的努力

今日から平成30年度がスタートしました。今年度も頑張ろう！生徒の顔を見てそう思いました。

さて、皆さん、見城徹さんという方をご存知でしょうか。株式会社幻冬舎を創業した編集者で、その昔、故尾崎豊氏と深い関わりを持っていたのですが、その方があるテレビ番組で「名言」を言っていましたのでご紹介します。

「憂鬱でなければ仕事じゃない。苦しくなければ努力じゃない。寂しくなければ恋愛じゃない。」

見城さんは石原慎太郎さんに仕事の話しをしに行った初対面の時、石原さんの年齢に合わせてバラの花をもって行ったそうです。それだけでは誰にでもできると、石原さんの小説を3冊ほど暗記し、「私は石原さんの著書を暗唱できます！」と語り始めたそうです。そうすると石原さんはしばらくして「もう分かった。お前とは仕事をするよ」と言ったそうです。

凄いですよね。小説ですよ。それも3冊。作家さんと仕事をするために、そこまでやるのか！そう思います。見城さんは言います。「圧倒的努力をしなければ、鮮やかじゃないじゃないですか。誰でもできる努力、苦しくない努力をしても、それは鮮やかじゃないですよ。楽をしたい気持ち？それはないですね。しんどいほう、しんどいほうに舵をきります。」

みんな、仕事は楽しく、何ていうけれど、僕は努力しています、何ていうけれど・・・。憂鬱になるほど真剣に仕事と向き合っているか、苦しくなるほどの圧倒的努力をしているか。

世の中にはいろいろな価値観はあるけれど、見城さんの考え方も一つの価値観。感銘を受けます。

今年度もいっぱい憂鬱なことがあるかも知れない。でもそれを圧倒的努力で乗り越える。そうした時、その向こうにきっと鮮やかな景色が広がっているんだ。それを信じて、今年度もがんばろう！

終業式 遠藤直仁教頭特別寄稿 ～あなたはあなた～

「あなたはあなた」

　２０１７年度の終業式も本日無事に終了し、１･２年生の進級が決定しました。新しい学年へ向けて、しっかりと準備をして頑張ってくれることを期待しています。

また、３月１日には、めでたく卒業の日を迎えた２４５名の３年生が巣立って行きました。みんな自分らしく、歩んで行ってほしいと願っています。

さて、この時期は卒業と同時に入学の時期でもあります。つい先日も公立高校の合格発表があり、受験生に大きな喜びとともに深い悲しみも引き起こしたかもしれません。特に希望する進路に進めなかった人は、とても辛い気持ちの中にいるのではないかと思います。

しかし、「あなたは、あなた。何も変らない！」頑張った成果を素直に喜び、力不足だった結果をしっかり受け止める。「あなたが否定されることは、何もない！」と私は思います。

たった一度の成功に胡坐(あぐら)をかかず、たった一度の失敗にくじけることなく、これからあなたが何をどうしたいのか。それを、真剣に考えることが肝心(かんじん)です。

どんな事にも前を向いて、自分らしく突き進んで行く覚悟を決めてみてはいかがでしょうか。

Ｎ．Ｅ

春が来た！

いやあ、やっと春が来ました！

今日は朝からポカポカ陽気。それでも最高気温は10度に届かいなくらいですが、

お日様の暖かな日差しを浴びながら、気持ちの良い一日となりました。

そんな今日、学校では卒業式の予行練習や表彰式を実施。

なんやかんや慌ただしい一日ではありましたが・・・

明日は卒業式。

予報は春の嵐！

何とか明日、晴れますように！