先週末、各運動部がインターハイの県予選に挑みました。 みんな頑張ってほしい!! もちろんそういう気持ちで私は自分の部活の指導をしていました。 みんなに頑張ってほしかったけど、中でも私は剣道部を応援していました。 なぜかって、それは本校の剣道部は1月に行われた第30回県高校選抜剣道優勝大会で11年ぶりに優勝し、全国大会に出場を決めていたのです。 しかし、3月11日の東日本大震災の影響で、全国大会が中止となり、幻の全国大会出場となってしまったのです。ですから、今回のインターハイでは何が何でも県を制し、全国大会に出場してほしい、そう願っていました。 結果は・・・残念ながらベスト4・・・。なんと無念なことか・・・。 インターハイは野球でいう夏の選手権と同じです。この悔しさをバネにして今後も頑張れ!とか思いつく言葉はあるけど、そんな軽々しいものではないです。かける言葉もありません。 勝負の世界は厳しいもの。それは分かっています。同情はしないし、したら選手達に失礼だと思います。これが現実、それを受け入れるしかないんですね。 でも、私はこのブログで、その事実だけを皆さんに伝えておきたい。そう思いました。選抜大会に出場を決めながら、その大会が中止となり、この2ヵ月半、本当に厳しい練習をしてきた剣道部。新人戦も優勝し、今大会3連覇がかかっていました。たった一つの県での敗戦が、最後のインターハイ。 野球部も2003年の夏、秋優勝、春優勝のチームが夏の甲子園をかけた決勝戦で敗れたことがありました。県でたった一つの敗戦が夏の決勝。それで甲子園にいけませんでした。この時の帰校式の写真は今でも野球場の本部席に貼ってあります。選手の顔は、なんとも言えない表情。「選手達にこんな顔をさせてはいけない」。我々野球部のスタッフはいつもそう思って選手達と接しています。 剣道部も、きっと近い将来常勝軍団になります。この敗戦を絶対無駄にしてはいけない。それこそが、今年の3年生に対する最大限の礼儀です。1・2年生諸君、本当に頑張れよ!! もうやるしかない!! 長い険しい道のりだけど、絶対にこの日を忘れるなよ!! 心から、剣道部を応援します。そして、3年生に最大限の敬意を表します!! これからも、強く強く自らの道を進んでください!!(YOKOYAMA)