お客様は神様です・・・
昔三波春夫さんという演歌歌手が言っていた言葉です。
日本では普通の感覚ですね。でも、世界ではそれは常識ではないものらしい。
こんな記事を見つけました。
日本ではホテルやレストラン、ショップなどの客は「お客様」と呼ばれ、大切に扱われます。その日本独自の価値観は「お客様は神様です」という言葉に端的に表れているといっていいでしょう。
そんな背景から、日本では「お客様」はそこで働くスタッフよりも立場が上で、丁重に扱われて当然という意識があります。しかし、この考えは海外ではほとんど通用しないどころか、「売ってあげている」といわんばかりの態度を取られることさえあります。
筆者が暮らすドイツでは、「スタッフと客はあくまでも対等」という考え方で、お店に入るときは客側からあいさつをするのが普通。日本のように、スタッフに挨拶をされても返事をしないなんてもってのほかです。
日本って「おもてなし」という素晴らしい文化があります。これは大事にしていかなくてはいかないものですよね。
でも、外国には外国の常識がある。注意が必要ですね。
例えば、「小顔」は誉め言葉。
日本では「小顔だね」は、一般に誉め言葉として認識されていて、言われた人は「そんなことないよ」と謙遜する場面がよくあります。
しかし、外国人に誉め言葉のつもりで「顔が小さいですね」と言っても、誉め言葉だと認識されないばかりか、その発言の意図が理解できずに不審に思われたり、下手をすれば「私の脳みそが少ないみたいじゃない」と不快にさせてしまったりする恐れすらあります。
特にヨーロッパでは他人の身体的特徴を指摘することに慎重な人が多く、安易に身体的特徴を持ち出すことは差別的と受け止められかねないので注意が必要です。
とのこと。2020年にはオリンピックが開かれ、福島でも野球やソフトボールの会場となります。海外からのお客様が増え、交流も生まれるかもしれません。
日本独自の文化を大切にしながらも、世界の常識も知る、という姿勢は大切かも知れませんね。