「この世をばわが世とぞ思ふ望月(もちづき)の欠けたることもなしと思へば」
ちょうど1年生の日本史の範囲です。摂関政治の、あの藤原道長ですね。
道長がこの歌を詠んだのが、今からちょうど1000年前の1018年。旧暦の10月16日、今年で言えば10月23日にあたるのだそうです。
1000年前の10月16日、調べると確かに満月だったそうで、今年の10月23日も素晴らしい満月。なんだかロマンを感じますよね。
「この世は自分のためにあるようなものだ。望月(満月)のように足りないものは何もないと思えるから」
そう詠んでしまうほど栄華を極めた道長。
それから1000年が今年。そしてこれから1000年後はいったいどんな世の中になっているんだろうか。もちろん我々は見ることは出来ないけど、月は変わらず地球を照らし続けるんだろうな・・・