昨日「秋の空」から「必然・必要・ベスト」と書いた。
それと同じで「最善感」という考え方がある。
ある方がこのようなことを書いている。
「最善観」という考え方があります。
「全ての出来事は必然かつ最善である」 という考え方です。
森信三先生は著書『修身教授録』の中で、 「最善観」について次のように述べています。
「わが身の上に起こる事柄は、そのすべてが、この私にとって絶対必然であると共に、またこの私にとっては、最善なはずだというわけです」
人生で起こる全ての出来事は、プラスのことがあれば、裏に必ずマイナスの要素があり、マイナスのことがあれば、裏に必ずプラスの要素が含まれているわけです。
したがって、不幸な出来事が起きた時には、裏に含まれている人生の深い教訓を学ぶことができます。
そして、順調な日々を送っている場合は、他人の情や苦しみを思い、調子に乗らないように努めます。
つまり、この「最善観」という考え方を持って生活すると、どのような状況からも学ぶことができるのです。
「最善観」という考え方は、自分に起こる全ての出来事を必然かつ最善であると捉える方向に導いてくれます。
まさに、人生をより豊かに彩る魔法の考え方ですね。
すべては考え方次第ということだ。
凡人である私には、なかなかすぐにはそう思えないのだが、
でもつとめてそう思うようにしている。
そうすると、抱いていた不安や恐れが小さくなっていく。
人生にはいろいろなことがある。私はこの年になってようやくそんな感覚になれてきたのだが、
もし若者がそういう考え方をできたなら・・・。
我々教員の責任は重大である。