昨日、第4回ワールドベースボールクラシックの初戦が行われた。
11対6。野球王国キューバ相手に猛打が爆発した。
壮行試合や強化試合で湿っていた打線が爆発したが、計算していた投手陣が6失点。
なかなか難しいものだ。
聖光学院サッカー部の前監督、元Jリーガーの鋤柄昌弘氏が監督当時、こんなことを言っていた。
「大会前ってちょっと調子が悪かったり、体調が万全でないくらいの方がいい」
真意は、調子が良すぎると、体のケアを怠ったり、大会に入った時うまくいかないと一気に迷う、ということだ。
なるほど、と思った。
今回のWBCにも同じことが言えたのか。
湿りがちの打線。きっと前日練習でも自分の調整のため、しっかりと練習したはず。
「調子がいいから、なんとかなる」とは思わなかっただろう。
調子が上がらないからこそ、直前まで真剣に調整できた。そんなことがいえるのではないだろうか。
気を抜かず、最後までしっかりと準備をする。
最後まであきらめず、最高の準備をする。
その大切さを感じた昨日の打線爆発だった。