昨日、イギリスのEU離脱に関しての記事を書いた。
今日も、考えてみよう。
今イギリスでは、「失敗した~」と結構大変なことになっている。
「離脱」に投票した人が、「え~、離脱なの?」って言っているらしい。
おかしな話しだ。自分で投票したのに・・・。
どうやら「離脱」に投票した有権者の中には、
「どうせ離脱にはならないのだから、投票しちゃえ!」という
「感情派」が結構いたらしい。
彼らは、いろいろ不満があった。
EUに対する不満、キャメロン首相に対しての不満。
「離脱派」の公約にも騙された。
EU負担金を医療費に回すって言っていたのに、
離脱が決まってから、「全部回すなんて言っていない」とか、
そもそも負担金の金額も正確に伝わっていなかったらしい。
そんなにEUに払っているんなら、やめちゃえばいい!
なんて感情で「離脱」に投票した人も多いとか。
まあ、結局はEUには「残留」になるんだから、キャメロン首相や
与党に対しての不満を「離脱」票にしてぶつけちゃえ!
という「感情派」がいっぱいいたということだ。
そういった人達を筆頭に、実際に「離脱」になって事の重大さに気付き、
大騒ぎしているというわけ。
そこで考える。
今夏から高校生も有権者になる(18歳以上)。
勢いや感情で投票しちゃいけないよ、ってこと。
政治に参加する大切な一票。
イギリスでも貴重な一票に後悔している人が多数いる。
有権者年齢引き下げの最初の選挙。
我々は当然、「選挙に行ってこい!」と言うけれど、
やっぱり選挙の争点とかちゃんと伝える必要性があるってつくづく思った。
国民投票って難しいな・・・
一番民意が反映する最終手段だ!って思っていたけど・・・。
これ、日本で憲法改正の国民投票だったら・・・って考えると、大問題だもんな。
国民投票も考えものだ。
とりあえず、夏の参院選だ。