12月12日~14日に新人戦県北予選が開催されました。ウィンターカップから3ヶ月。前回の課題を胸に、全員バスケで挑みました。
初戦は県工戦。こちらは挑戦者。臆することなく、練習したことをすべてぶつけて挑みました。敗退はしてしまいましたが、前回大会は26対137という相手に、今回は63対85という結果でした。この3ヶ月のチーム力の成長が顕 著にみられました。
成長したという自信を胸に、臨んだ次の試合は西高戦。公式戦では、2001年のインターハイ予選に1度だけ。新人戦では、創部以来1度も勝利したことがない相手です。しかしこの日のために練習をしてきました。生徒を信じて送り出します。
第1ピリオドは、緊張からか本来の力を出すことが出来ず、相手に12点のリードを許してしまいます。しかし、生徒達は諦めていません。試合の中で自分達が戦えると確信したのでしょう。ベンチの中では、私が声をかけなくとも、「いける。俺達は戦えるぞ。」という言葉が飛び交っていました。第2ピリオドはその言葉通り、本来のプレーを取り戻し、残り2点差まで縮めることに成功しました。
第3ピリオドは一進一退の攻防で3点差。ここまで相手は1度もリードを許してはくれません。そしてついに迎えた第4ピリオド。試合は途中まで平行線をたどりましたが、相手のファールによるフリースローを着実に決め、ついに逆転することができました。
残り時間は2分30秒の2点差。お互いシュートが決まらず、攻守だけが入れ替わります。残り1分。ここでディフェンスの一瞬の気の緩みから、相手をフリーにさせてしまい、3ポイントを放たれます。そのシュートは見事な弧を描き、ネットに吸い込まれます。逆転され1点差、残り40秒。
まだあきらめません。相手の厳しいディフェンスを掻い潜り、シュートチャンスが訪れたのは今年のルーキー1年生。チェックが厳しく、難しい態勢からのシュート。放ったシュートは・・・。静寂・・・。歓喜・・・。見事シュートを決め、64対63で勝利することができました。
残念ながら今回も県大会出場とはなりませんでしたが、チームとしての成長の足跡は着実に残すことができました。最後になりますが、伊達体育館の皆様、保護者の皆様、OBの方々やいつも聖光学院バスケットボール部を応援して下さっている皆様に感謝申し上げます。まだまだ未熟なチームですが、これからもどうぞよろしくお願い致します。