皆さん、おはようございます!! 夏の激闘から5日、慌ただしい日々を過ごしてきましたが、本日甲子園に向けて出発いたしました。
今年の決勝戦は3年連続同カード、日大東北高校との対戦となりました。報道その他では、「王者聖光学院」などと言われますが、そんなことはない。少なくともウチの野球部内ではそんなことを思っている選手はいなかったと思うんですね。だって、ウチは去年の秋、日大東北に負けているんですから。決勝前夜ののミーティングでは、その事を確認しました。一番怖かったのは、ウチが受けに回って日大東北さんが挑戦者でくること。去年は秋にウチが負けて、春に直接対決で勝っていた。去年とは状況が違うんですよね。だから、決勝戦はウチが挑戦者。それを選手たちがよく理解していました。ミスも多く、苦しい試合だったけど、良く耐えてくれました。
決勝戦では、勝沼拓海が同点のレフトオーバー三塁打で同点に追い付き、柳龍二の内野ゴロで勝沼がホームを踏んだ。私はこれが凄く嬉しかった。勝沼は日大東北のお膝元郡山出身の選手。日大にも知り合いが数多く進学したようですが、その中で聖光を選んできてくれた選手。彼が未熟な頃、よく「お前は甲子園には行けないな。そんなんだったら日大東北に行ってもらった方がいいんじゃないか?」なんて言いながら彼を鼓舞してきました。その度に勝沼は悔し涙を流して這い上がってきた。去年秋の日大東北戦は下級生にレギュラーをとられて出場していなかったので、この試合にかける彼の意気込みは凄いものがあったと思うのです。そしてこの日の活躍。本当に嬉しかった!!
さて、今日早朝、学校を出発しました。伊達市の教育長様をはじめとする多くの皆様の見送りを受けて大阪に向けて出発しました。見送りして頂いた皆様、本当にありがとうございました。今年もバスで大阪に向かっています。去年はバスの中で「半沢直樹」を観ていったのですが、これが大好評。過去3年間2回戦敗退に終わっていましたが、まさに「倍返し!!」精神でベスト8に進出。そして、今年観ているのが「ルーズヴェルト・ゲーム」。皆さん知っていますか?「半沢直樹」の後継番組のような感じですが、ベースになっているのが社会人野球。面白いんです。
そもそも「ルーズヴェルト・ゲーム」というのは、アメリカのルーズヴェルト元大統領が、「野球で一番面白い試合は8対7」と言ったことで生まれた言葉だそうです。聖光学院は甲子園では「試合巧者」なんて言われますけど、今年のは、ルーズヴェルト・ゲームのような激戦の連続で勝ち上がる!! そんなのもいいですよね。(ちなみに今年から試合中、聖光が点数をとった時にスタンドで選手たちが肩を組んで歌う応援歌「我ら聖光」は、このルーズヴェルト・ゲームの中に出てくる青島製作所の社歌を聞いて、ウチにもこんな歌があったらいいな、なんて思ってそれをまねて私が作詞・作曲(編曲?)したものなんです!!)
長くなりましたが、今年も甲子園日記、頑張ります。 できるだけ毎日更新を目指します。毎年楽しみにしていただいている皆様、今年もよろしくお願い致します!! そして、今夏も聖光学院野球部に多大なるご声援をお願い致します!!