今日は、「じんざい」という言葉について話たいと思います。
よく、「人材」という言葉を使いますが、実はこの「じんざい」には4つの漢字があるそうなんです。
「人罪」、「人在」、「人材」、「人財」。
「人罪」は「罪な人」ですから、人に迷惑を掛ける人です。仕事などがいつもいい加減でトラブルを起こしたり、イジメをしたり、人の悪口ばかりいっているような人です。
「人在」は「存在する人」です。「そこにいるだけ・・・」という感じの人かもしれません。
「人材」は、仕事もきっちりやってくれて、技術や知識もあるんだけれど、もしも辞めてしまっても、同じ技術や知識がある人で補える、という人です。「材料」ですから、換えがきくんですね。
「人財」は「財産となる人」です。「君がいてくれて、本当に良かった」「君の代わりはいない」と言ってもらえるような人です。
では、「人材」と「人財」の違いは何だと思いますか?
・・・それは「人間性」です。なぜかというと、何事も「知識や技術」でするものではなく、「人間性」でするものだと思うからです。
この話を聞いたとき私自身、人として大切なことや自分を見つめ直すきっかけになりました。
これから部活動においては、高校体育大会の県北予選が開催されます。(すでに開催している競技もあります)その、一つひとつの試合においても、戦術やテクニック・・・「やり方」の前に、その試合を闘うために、どういう心構えで臨むのかという「心のあり方」が大切だと思います。「あり方」なしに、「やり方」だけ教えても、効果は半減すると思います。逆に「あり方」さえしっかりしておれば、「やり方」は自分で考えられると思いますし、効果は絶大なものになると思います。
私自身も「あり方」をしっかりと身につけ、必要とされる「人財」になりたいと思います。
これから、大会を控えてる皆さんは「心」(気持ち)で勝負し、悔いのない戦いをしてきて欲しいと思います。