「疾風に勁草を知る」という言葉をご存知でしょうか。この言葉の意味は激しい風にあって初めて強い草が分かるという事。つまり、人間は困難にあってこそその意志の強さや堅固さが分かるという事ですね。
平時にはなかなか分からない人間の強さ。難しい状況になってみて、何でこの人はこんなにアグレッシブでいられるんだろ、なんて感じる人が側にいませんか?生きているといろいろなことがあります。人生上り坂もあれば下り坂もある。さらには「まさか」という坂もある。とはよく聞く言葉ですが、下り坂やまさかの坂の時に、自分の生き様を示せるような人間でありたいですよね。
そのためには平坦な道を歩んでいる時、そして上り坂の時にしっかりと準備をしておくことが大事です。強さとは他との比較の中での強さではなく、内面の強さです。疾風というのは外的要因ですから、それに負けないためには、内面的な芯の強さが求められる。外的要因に負けない内的要素を作る。これが大事だと思います。
「疾風に勁草を知る」。知っていて損はない、とても意味のあるいい言葉です。平坦な道を歩いていたり、上り坂にある時から、「自分を磨く」努力をしておきたいものです。