「香り付きメール」にはまだお目にかかったことはありませんが
テレビ電話、メール、インターネットと
世の中もずいぶんと便利になったものです。
毛筆で手紙を書く人は
めずらしくなったかもしれません。
先月、ある方からおハガキをいただきました。
「お手紙ありがとう」という内容なのですが
手紙のどこがよかったかというと
「かおり」がよかったそうです。
別に、世の中の恋する乙女たちのように
香水の香りのする便箋を使ったわけではありません。
墨をすって、筆で書きました。
和紙からほんのりと墨の香りがしたそうで
それがよかったそうです。
筆で手紙を書くようになって一年ぐらいになりましたが
それほどうまくはありません。
下手なところが、ワープロではない本物の手書きである証拠のようなもので
受取人が風邪をひいて鼻が詰まっていなければ
文字だけでなく墨の香りも楽しめるのが
グットきていい(good)のだそうです。(((((;゜Д゜))))
そのうち、香りのする電報のように
メールで匂いも一緒に送れるようになるかもしれませんが
世の中が便利になればなるほど
ぎこちない手書きの手紙が喜ばれるのかもしれません。
お手本のような字よりも
ちょっと、いやいやかなり形のくずれた字のほうが
かえって喜ばれるかもしれないと思うと
なぜか美形でない自分にとって良い時代がくるように
勝手に想像してしまいます。
すべては時の流れの中にあります。
今日は、節分。季節の分かれ目、時の節目。
受験生ばかりではなく
すべての人にとって良い春を迎えたいものですね。
(-^〇^-)