金曜日の文化交流会は、映画館を借り切って映画を見るというおもしろい企画でした。
学生に映画を見ての感想と「50年後の映画」について自由に書いてもらいました。皆さんは50年後の映画界がどうなっているのか考えたことがありますか。
50年後の映画について生徒たちが多くあげられたのは、「3D映画」が主流になっているだろうというものでした。今とあまり変わっていないだろうとか、家庭で見ることが主流になって映画館が少なくなっているだろうという冷静な意見もありました。
わたしは今回はじめて3D映画を見ることができました。映像においても、音響においても映画は着実に進歩していると思いました。でも、なんと言ってもその「画」と「音」を用いてどんな内容にするかが決定的なものだと思います。機械ではできない人間の力量が問われる点が決定的なものだと思うと、映画はとても人間くさい世界なのだろうと思いました。
木曜日に開催された映画監督の講演について、生徒たちは「暗い、わからない」という感想を述べていましたが、笑顔の中に潜んでいる悩みや苦しみ、また「わかならい」という戸惑いほど人間らしいものはないと思います。映画の世界の匂いを少し嗅いだ思いです。