今日は寮生活を送っている生徒の少し裏側を紹介したいと思います。
まずは朝の目覚めの段階から紹介しましょうか。1日のスタートは、いつも音楽が流れるところから始まります。最近流行っているような曲や懐かしい曲、寮生の中から聞きたい曲がリクエストされたりと日替わりにいろんな曲が流れてくるのです。(先日なんかはモンゴル800の「あなたに」やAKB48の曲が流れてたりしましたね。ここだけの話ですが、ウチの生徒、AKBのファンがめちゃくちゃ多いんですよ。なかには、やたら詳しいオタク系もいますが…。)話は戻って、なぜそんなことができるかというと、モーニングコール係が決まっていて、その生徒が館内放送を使って携帯電話に入っている着メロなんかをマイクにあてて流しているのです。爽やかな曲もあれば、朝からハイテンションになるような曲、しっとりとするようなバラードなど、その日を占うような様々な曲が流れてくるのです。(私としては、小鳥のさえずりとか川のせせらぎなど、自然の音で目を覚ましたいのですがね。)
みんなが一斉に集まると、それぞれ担当の場所にわかれ掃除が始まります。今年の3月に新設していただいた寮なので綺麗ではありますが、100人弱の生徒達が生活しているため埃なども出てきます。それを朝から全員で掃除をして綺麗にしてから1日が始まるので、とても清々しい気持ちになりますよね。
そして、一汗流したあとの朝食は、一段と美味しいものです。
中学生の時まではいつも親さんに当たり前のようにやってもらえてたことにより、感じることのできなかった有り難さを今、彼らは強く感じているはずです。
自分の目標を叶えるために支えてくれる周囲の方々の思いや感謝の気持ち、様々な思いを胸に秘め、今日も1日頑張れるのだと思います。
若干15歳という若さで故郷を離れ、夢を追いかける子ども達も素晴らしいのですが、それを懸命に支え、息子の成長をただただ願う親さんの気持ちには頭が下がる思いになります。
学校生活や部活動だけでは学ぶことの出来ない、貴重な体験など、寮生活を通して学ぶことができる。そんな素晴らしい環境が本校には整えられてあります。3年間の経験は必ずこれからの生活の糧となることでしょう。
機会があれば、次回は夜の過ごし方について書きたいと思います。お楽しみに。
コメント