1年生は本日より一泊二日で蔵王において合宿研修を行っています。例年よりもやや早めの出発となりましたが、クラス内での親睦は深めているでしょうか?
今週末には本校裏庭の桜の木で記念撮影となります。
さて、話は変わりますが『桜(ソメイヨシノ)』はすべてクローンであるのを知っていますか?
私のつい最近、合宿帰りの際のバスで聞いたラジオで知りました。
遺伝子解析による研究の結果、ソメイヨシノの起源はエドヒガンザクラ系品種(母種)とオオシマザクラ(父種)の交配によって、生まれたものです。
栽培の歴史は新しく、江戸(染井:現在の東京都豊島区)の植木屋が、はじめ「吉野」の名で売り出したものとされています。後に奈良の吉野山のヤマザクラと混同しやすいので、染井吉野と命名されました。
ソメイヨシノという栽培品種は、自然に増えることができません。種子で増やすと親の形質を必ずしも子に伝わることがないため、ソメイヨシノというすぐれた形質を残し増やす方法は、接木もしくは挿し木などの栄養繁殖の方法をとらざるおえなく、結果クローンとなってしまうのです。
ん~、深い。世界中のソメイヨシノはすべてクローンという訳で、人工的に手掛けなければ絶滅になるわけですね。
人の手によって日本の文化である花見を継承させます。皆さんも聖光学院の伝統・文化を繋ぐ担い手となるため、しっかりと研修をしてきて下さい。