先日、同窓生の集まりに参加した。その中で本校の卒業生には数々の著名人がいることをあらためて知った。例えば誰でもが知っているダイユーエイト社長浅倉氏、年商200億円で美容のカリスマである㈱アースホールディングス代表取締役 國分氏、クレープでおなじみのロマンドールの長谷部氏など数多くの卒業生がいる。そんなとてもすばらしい卒業生がいることに誇を感じた。
経営者に限らず、すぐれた人物とそうでない人物の差は紙一重であるとよく言われる。私が知る英雄や偉人たちの行動や思考の奇跡をたどると、とても普通の人が出来ないようなことをしてきたのかというと、実際にはそうではなく、日常の雑事を地道に片付ける名人であったといえる。例えばナポレオンは大砲の名射手としての腕前を持っていたが、大砲を上手に扱う技術だけなら、他にもたくさんいた。ただナポレオンは他と違い、日常の雑事を地道に片付け、その中からいろいろと考えていく能力が衆にすぐれていた。また、豊臣秀吉も同様である。織田信長が天下統一したころ、サルと呼ばれ、信長の使い走りをしていた。しかし、秀吉の仕事ぶりは実に器用に物事をこなし、雑事処理の名人であったといわれる。このことから、ナポレオンや豊臣秀吉は下積み時代から自分に与えられた範囲の中で、仕事に取り組む姿勢が他人とは違っていたといえる。
私自信、雑事処理は「全く」といっていいほど下手である。しかし、数々の卒業生の成功していることを聞くと、あらためて、地道に仕事を行うとともに熱意を持って仕事に臨まなければならないと感じた。
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