修学旅行3日目が始まりました。今日はまずかでな道の駅から嘉手納基地を見学です。
沖縄の基地問題は今、政治の大問題の一つです。移転の問題になっているのは普天間基地の方で、こちらを辺野古に移すか否かということが議論されています。その議論の中の一つに、嘉手納統合案というのがあって、要するに普天間を閉鎖して、嘉手納基地に統合するというものですね。
ちなみに 嘉手納基地の規模は「航空基地としては第一級のもの」で、アメリカの国防総省の資料でも「極東で最大にして最も利用が活発な米空軍基地」とされているそうです。
しかしこの案には、空軍の嘉手納基地に海兵隊が入ることに米軍内で調整がつかず、空軍と海兵隊の「縄張り争い」だけでなく、空軍の戦闘機や輸送機が頻繁に離着陸する近くで、指揮系統が違う海兵隊のヘリコプターが離着陸するのは技術的に困難との指摘もあったようです。また、騒音に苦しんできた地元の住民らも海兵隊のヘリコプターや航空機まで来れば、騒音被害が増すと猛反対。結局、統合案は断念されました。
(一部http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009102402000078.html引用)
説明が長くなりましたが、そういった背景のある嘉手納基地を見て、生徒たちはどんな感想を抱いたのでしょうか。もし、福島に、伊達市にそういった基地があったなら…。いろんな視点で考えられれば、今後普天間基地の移設問題も、興味・関心を持って見ることができるでしょうね。
さあ、次は美ら海水族館です!!