今、普通科進学コースの1年生が授業で読んでいるのは「羅生門」の芥川龍之介の代表作の一つです。
短編小説ではあるけれども、教科書の中の教材としてはけっこうなボリューム。一度通読するのに20分はかかります。それでもみんなひきつけられているようで、集中して読んでいます。
授業に臨むにあたって準備のために私も勉強しています。その一つの方法が本文に即して「発問づくり」をすること。教科書の見開きに対して100問考えようとしていますが、これがなかなか難しい。頑張っても50問位になるかどうかです。自分で作った問題に自分で答えられなかったり、わけのわからない問題になったり…。そして実際に授業で使う発問はその中から2,3問といったところ。でも、その2,3問の問を大切にしたいなぁと思っています。で
まだまだ授業が下手で作品のよさが伝わらなかったり、素敵な表現が引き出せなかったり悪戦苦闘の毎日です。先日の教育実習生のように初心を忘れずに授業に向かいたい、そんなことを考えながら、グランドからの野球部の声を聞きながら「羅生門」の「下人」と「老婆」と格闘しています。(CHI)