ある記事のこと、小学校の低学年の理科のテストで、「氷が解けたら何になりますか?という問題があったそうです。答えは『水』ですね。A子ちゃんは「春」と答えました。当然理科の問題ですから「×」です。学校から帰ってこの答案を母に見せました。多くの母親ならば、冷蔵庫から氷を取り出し、解けるのを見せて、「よく御覧なさい!」と言ってしまいがちです。A子ちゃんの母は、娘の豊かな感性に感激し「×」のテストを赤エンピツでは大きな「はなまる」を書いてあげたそうです。さらに100点と書いてくれたのでした。
科学的な解答としては「水」、感性的な解答として「春、暖かく」などであり、世の中では「論理性と情緒性」が混在して成り立っており、その場の雰囲気や環境によって答えが変わるのです。
高校生にもなると「KY」って言われる。一問一答とは限らない実社会。人間は感性の持った生き物。「愛・思いやり」や情操教育も大切にしていきたいと思います。(TM)