3年電気科・情報電子科の授業が昨日で終了しました。20分程度でしたが1年間の授業内容を確認しながら生徒たちと学んできた日々が思い出されました。
私は電気科・情報電子科の専門教科を担当としています。「教科書の内容」だけでなく「学んでいる内容と社会との関係」を生徒たちに伝えることを心がけながら授業を行っています。
例えば3年電気科の発電の授業では、30年前にアメリカのスリーマイル島の原子力発電所で事故があり、世界的に「原子力発電」に問題があり発電所の建設がされてきませんでした。しかし、近年環境問題から原子力発電が見直され、世界で100基ほど建設されようとしています。原子力発電所をつくる場合、日本の日立製作所・東芝・三菱重工3社の技術がなければ建設できない状況です。
また、スリーマイル島の原発事故で被曝した子供はキューバの医師の治療を受けました。キューバは「社会主義国で野球が強い」ことは知っていても、ほとんど知られていません。
医師の数は国民165人当たり1人と世界トップで日本の3倍です。乳児死亡率も1,000人当たり6.5人と医療技術も高いものがあります。「エコ」にも関心が高く、日本人以上にエコな生活をしています。所得は日本よりも低いことは確かですが、決して貧しい生活とは言えず、日本人以上に人間的な生活をしている面があります。
限られた授業時間の中ですが、こういった授業が私の授業であります。 (T)