世間がクリスマス一色に染まるこの時期、聖光学院も12月25日はクリスマス休暇となります。
みなさんは、クリスマスをどんな思いで迎えますか? 世界でもっとも有名な誕生日であるこの日を、人はいろんな方法で祝うようになりました。恋人と過ごす日にする人も、プレゼントを楽しみにしている人も、この日が希望の日でありますように。
さて、子どもたちにとっては、プレゼントを持ってきてくれるサンタクロースがクリスマスの中心でしょうね。サンタクロースが私たちに教えてくれること、それは「贈り物は無償で(ただで)与えられる」ということです。太陽も雨も、そして家族も友人も、私たちにとって大切なものの多くは無償で与えられていますよね。
ふだんは、忍耐と戦いの中で必死になってがんばっている人たちも、この日はふと肩の力を抜いて、自分に与えられているものの多さ、すばらしさに、思いを馳せてはいかがでしょうか。
そんな贈り物の中でも最高の贈り物が、神のひとり子、イエス・キリストです。福音書著者のマタイはキリストの誕生を、「暗闇に住む民は大きな光を見た」という簡潔な一言で要約しました。暗い世界を生きているように思える私たちにとっても、2000年前に地上に生まれたイエスは希望の光です。
「メリー・クリスマス」「クリスマス、おめでとう」とは、「イエスさまが来てくださったよ」という希望と喜びのあいさつなのです。(辻)