本日白河グリーンスタジアムで行われた第70回秋季東北地区高等学校野球福島大会の準々決勝は、東日本国際大学昌平高校と対戦し、10対2の7回コールド勝利をおさめました。
聖光学院の先発須藤翔君は初回、先頭打者にライト前ヒットを放たれると、2番打者の4球目に盗塁、さらに送りバントを決められて一死三塁のピンチ、続く3番打者にツーベストヒット、二死後に5番打者にタイムリーヒットを放たれていきなり2点を挙げられる苦しい展開となります。
しかし、その裏聖光学院は先頭の小室智希君が追い込まれてからの変化球をジャストミートすると、打球はライトスタンドへ飛び込むソロホームランとなり、1点を返します。そして2回裏、聖光打線が火を噴きます。簡単に二死をとられた後、8番吉田修也君が四球を選ぶと、9番須藤君がライト前ヒットで繋ぎ、さらに小室君が四球を選んで満塁のチャンスを作ります。ここで昌平ベンチはエース左腕を諦め、140km/h右腕をマウンドへ送ります。
ここで、迎えるのは2番片山敬君。片山君は初球を果敢に打つと、打球はセンター前方へのフライとなります。相手センターが必死に飛びつきますが、グラブからボールがこぼれ二者が生還して逆転に成功します。さらに四球を挟んで今日4番の井上眞志君がショートゴロを放ちますが、これを相手が失策を犯し1点を追加。ここで2回戦に本塁打を放った岡戸克泰君が技有のレフト前ヒットを放って2点、そして6番荒牧樹君がレフト線へ二塁打を打ちさらに2点、何と二死走者なしから7点を奪う怒涛の攻撃で相手を突き放します。
4回にも吉田修君のセーフティスクイズで1点を、5回にも井上君のレフト前ヒットで1点をそれぞれ追加する隙のない攻めで6回までに10点を奪います。
一方先発の須藤君は2回以降わずか被安打2に抑える好投。制球がばらつくケースもありましたが要所を締めて昌平の反撃を許しませんでした。
終わってみれば7回コールド10対2の完勝で東日本国際大昌平高校をやぶり、ベスト4進出を決めました。
明日の準決勝は今夏の決勝戦の相手、同じ県北地区の福島商業と対戦します。皆様、ご声援よろしくお願いいたします!