本日郡山市の開成山野球場で開催された第96回全国高等学校野球福島大会の準決勝は、勢いに乗る第3シードいわき光洋高校と対戦し、4対0で勝利しました。
いわき光洋高校は準々決勝で学法石川を逆転で破り、またそれまでも9回2死から逆転勝利をおさめるなど、勢いに乗る好チーム。激戦が予想されました。この大一番の先発を任されたのは、大会直前でベンチ入りを果たした2年生投手の今泉慶太君。今泉君は初回から気合の入った投球をみせてくれました。5回まで毎回スコアリングポジションに走者を背負うものの、130km/h台中盤の直球に変化球を織り交ぜ、いわき光洋打線に的を絞らせず、無失点に抑えます。2回には二死後に今泉君自らライト戦へ二塁打を放つと、1番八百板卓丸君がライト前へタイムリーヒットを放ち先制します。さらに3回には4番安田光希君が左中間を深々と破る三塁打を放つと、5番伊三木駿君が内野安打を放って2点目、さらに犠打の後7番藤田理志君にライト戦へのタイムリー2塁打が飛び出し、3点目を挙げました。6回にも藤原一生君の長打で4点目を挙げ、試合を優位に進めます。
こうなると注目は今泉君のピッチング。今泉君は6回以降も球威が衰えず、相手に得点を与えません。結局8回まで投げて被安打はわずか3。奪三振も6個を奪い、本当に見事な投球を披露しました。9回はエース船迫大雅君が締めて、継投による完封勝利を挙げました。
これで聖光学院は8年連続決勝進出。相手は第1シードの日大東北高校となります。激戦が予想されますが、皆様、ご声援よろしくお願いいたします!!