本日の4校時目に全校生徒が集い、創立記念礼拝が行われました。今年は、東京基督教学園の理事長、廣瀬薫先生をお招きし説教をいただきました。本校の校訓でもある「神と共に働く人に」とはどのようなことか。「自分が生き生きと生きる為には」など、とても感慨深い内容でありながら、高校生でもわかりやすいよう目線をあわせていただいた説教でありました。なかでも、黒人が人種差別を受けていた貧しき時代のなかで、6歳の少女が4人の護衛に守られながら学校に通うというお話は印象深いものでありました。たくさんの大人たちに囲まれて罵声や悪口、物を投げつけられるという耐え難い現実のなか、彼女が胸の中に抱いていた想いは、恨みや憎しみなどではなく、むしろその大人たちを許して欲しいと願っていたというのです。それは、イエスキリストが十字架に架けられたときと同じ心境なのだという。「神と共に働く人に」とは、あなたがたの内に働いて、御心のままに望ませ、行わせておられるのは神であるからというのです。
本校を創立された創設者の想いもくんでいただきながら、素晴らしい創立記念礼拝となりました。廣瀬先生、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。