今夏の休業中に海外研修を行った3人の生徒の海外研修報告会を本日1校時に行いました。
まず報告を行ったのは、カナダ、アメリカに研修に行った3年普通科進学コースの横山遥香さん(醸芳中出身)。横山さんはプロジェクターを使いながら、どんな勉強をしてきたのか、どんな出会いがあったのか、そこでどんな経験をしてきたのかを細かく、そして堂々と話しました。日本とカナダの文化の違いを感じながらも、大変貴重な体験を行ってきたと、その成果を発表しました。また、将来は英語を使った仕事に就きたい夢を披露し、今回の研修でその想いがより一層強くなったとその感想を述べました。
また、韓国に研修に行った3年普通科福祉コースの野田花瑠香さん(松陽中出身)と1年情報電子科佐久間明美さん(福島第二中出身)もやはりプロジェクターを使っての発表となりました。やはり、文化の違いに戸惑いを感じながらも、韓国の同年代の友人との出会いを含め、様々な経験を話しました。特に、韓国と北朝鮮の境界線である非武装地帯で、「手でカメラを持ってはいけない、北朝鮮に向けて指をさしたり、笑ったりしてはいけない」などの注意を受け、緊迫の情勢の体験談をはなしました。さらには、その昔日本の軍人が韓国人を拷問などに処したことなどを展示する西大門刑務所歴史館を訪れたことに際し、「非常に心が痛んだ。日本人、そして韓国人がそれぞれの過去を胸にしまい、許し、そしてあらたな平和を構築する重要さ、国籍、人種、言葉の壁を超えて互いに理解し、相手との違いを認める事こそが平和への第一歩だと思う」と話しました。
海外研修を経験した3人は本当に良い経験をしましたね。そして様々なことを感じ、それを率直に発表する姿は本当に立派でした。話しを聞いた全校生徒も、きっと多くのことを考えるきっかけとなったのではないでしょうか。横山さん、野田さん、佐久間さん、本当に有難うございました!!