先生のひとりごと

なかなか良いあんばいだ!!

　「なかなか良いあんばいだ!」という言い回しをしたことはありませんか？

この「あんばい」ってどういう意味かご存知でしょうか。恥ずかしながら、私もつい最近、ある本を読んでいる時に、初めて知ったのですが・・・。「あんばい」は漢字で書くと「塩梅」と書くんですね。塩の梅…そうなんですね、あの梅干です。梅を漬けるのは、塩加減が最も大切だそうで、だから美味しい梅干が出来たら｢ええ塩梅じゃ」と言うんだそうです。いやー、漢字って面白いですね。我々がいつも使っている言葉にはそれぞれ語源というのがあるんですね。そう考えると、日本語は実に面白い!!って言うことになります。

では、｢学ぶ」の語源はご存知ですか?　これは「まねる」からきたそうですね。学ぶことはまねること。何となく分かる気がしませんか?

　さて、野球部では今日から新入生の受け入れが始まりました。初日は顔合わせに時間をさきまして、本格的な練習は明日からですが、希望に満ちた新入部員の初々しい姿が、非常に印象的でした。さあ、皆さん、先輩達の良い部分はどんどん「まね」をして、大きなものを手に入れて欲しいものですね、

　次世代を担う新入生諸君、君達の成長を本当に楽しみにしています!!　頑張っていきましょう!!(Yokoyama)

お疲れさまでした

　前々回はうっかりして見逃し三振、その前は書く予定でいたものの腰痛により空振り三振。三度目の正直の今日のBLOGです。

　今日は、終業式という事で久しぶりの生徒の顔をみました。９日間の自宅学習（勉強しているのか…）があっての本日で、時差ぼけの生徒もいたのでは？

　全国ジュニアマイスター、聖光マイスター、精勤賞、学業特待生、資格検定、など多くの生徒が表彰されました。進級も決定した晴れた顔つきを見たとき春の訪れを感じましたね。

さて、その中で、今年度で退職される先生のお話を聞きました。私が生まれた年（昭和４８年）、学校勤務した先生。マイカーがマイクロバス。それは部活動の遠征をするためだけに購入したもの。卒業旅行にはクラスの生徒を乗せて東京ディズニーランドに行くなど、情熱と行動力の塊のような先生でした。自分が十数年後、そんな行動力があるか…と自問しながらシンプルで力強いお話を聞きました。また、3年間勤務して家庭の事情で福島を離れる養護の先生。コツコツ真面目に生きていれば輝くことができることを涙しながら話されていました。先生の流された涙には短期間でも生徒のみなさんに愛情と思い出がたくさんつまった証だと思います。１年間とう短い期間、物理を教えた先生。授業の思いでや感謝の気持ちを恥ずかしがることなく話されました。新任と離任の挨拶が昨日と今日に感じるくらいあっという間の１年ではなかったでしょうか？若さと情熱。こちらも十数年前を思い出し、原点回帰を思い返す瞬間でした。

『今日の日が人生最期の日。一日一日を全うすること。毎晩死んで、毎朝生き返る。』一日一日、全力で生徒と接することで生まれる愛情や涙。人生の歩みを考えさせられる一日でありました。

明日

明日は終業式です。

１年間とは本当にあっという間だなぁと改めて感じました。

先日新入生のオリエンテーションで新１年生を見たとき、

自分が聖光に初めて来たときを思い出しました。

「今、自分はあの時の志のままなのか。本当に生徒のためにこの一年間命を削れたのだろうか。」

希望の光に満ち溢れた新１年生をみながら、気が引き締まる思いでした。

来年度も一年間で日に日に成長していった新２年生・３年生の少しでも力になれたらと思いました。

明日久しぶりに元気な生徒のみなさんに会えるのを楽しみにしています。　w.s

福島は大雪!! …野球部OBが福島大学合格!!

　今日から生徒は自宅学習期間となっています。みんな、家でどんな生活しているでしょうか。あんまり気が抜けちゃわないように気を付けて下さいね!!

　さて、昨日の夕方から降り続いた雪は今日にはかなりの積雪になってしまいました。ある程度、天気予報でも言っていましたから覚悟はしていましたが…。

　それにしても3月でここまでの積雪は珍しいですね。私が福島に来て11年位たちますが、初めてかな?　という感じです。

　毎年この時期は、一気に部活モードなんですよね。高校野球連盟の定める練習試合の解禁日も過ぎていますから、グランドでどんどん実践練習を行って練習試合に備えるんですが…。ウチの初戦は20日を予定していますから、あと10日。でもこの雪で、練習計画も狂ってしまいます。まあ、でも天気に逆らっても仕方ないですし、やれることを精一杯と思っています。

　雪ってそのままにしておくとなかなか溶けないんですよね。う～ん、今日はチーム対抗の雪合戦でもしましょうか?それとも雪だるまコンテスト??(笑)　とにかく、どんな状態でも夏の予選の開会式の日は決まっていますから、そこに向けて練習を積んでいくしかないですね!!

あっ、それと、先日野球部のOBがグランドに挨拶に来てくれました。甲子園ベスト8の時の控え捕手の尾形裕昭君です。尾形君はとても真面目で一所懸命な選手でした。信夫中の出身でしたが、いつも最後までグランドに残って自主練習に取り組んでいた努力家。春の選抜でもベンチ入り直前まで行きながら、合宿中に大怪我をしてしまい、夢は叶いませんでしたが、夏に雪辱してベンチ入り。甲子園でも最後の横浜戦で代打で出場し、ヒットを放ちました。

　そんな彼は、大学受験のために一浪。本当に一所懸命に勉強しました。並々ならぬ努力ですよね。そしてめでたく福島大学に合格!!　聞くと法政大学にも合格していたようで、ホント頑張りましたよね。在学中から勉強も疎かにしない子でしたので、期待はしていましたけど。そんな彼は「野球部での3年間のおかげで妥協せずに勉強できました」と言ってくれて、我々も嬉しかったです。しかも、野球も続けたいって。嬉しいですよね。

長い人生、1年の浪人はロスにならず、絶対プラスになって帰ってきます。ぜひぜひ、頑張って下さいね!!

それではグランドに行ってきます!!(Yokoyama)

机の中から・・・

　３年生が卒業し、テストも返却され、次は１・２年生の進級です。と同時に、教室移動に備え、みなさんもだんだんと身の回りを整理整頓しなくてはなりませんね。私も午後から、少しずつ机の中を整理しています・・・が。机の中から出てくるのは、見直すべき書類、写真、資料・・・まだまだ必要なものばかり。結局捨てられずに、ほとんどを元に戻してしまいました。

　そこで一言！教科書をすぐに捨ててしまう人もいますが、ちょっと待ってください！教科書・資料集・辞書などは、大学に進学、就職と、社会に出てから使うことも結構多いんですよ。（私も大学時代に教科書を後輩に譲ってしまい、少し後悔しているのです。）小・中・高の教科書は知識の宝庫です。知識は君たちにとって今後の大切な財産です。せっかく買った教科書類、大切に使い続けてくださいね。（K）

　

新成人代表、返見彰君(野球部)の誓いの言葉に感動!!

　今日は3年生の登校日です。久しぶりに3年生が登校し、学校も活気があります。3年生は卒業式の予行練習を行い、LHRで下校となりました。主な目的は成績発表。自分の成績を担任の先生から受け取りました。出来はどうだったでしょうか!?

　さて、卒業生にとっては聖光学院の校歌にもあるように｢我が母校」となるわけですね。君たちにとって、この3年間はどんなものだったでしょうか。この3年間が人生の土台となり、生きていくうえでの「原点」になってくれたなら、我々にとってはこの上ない喜びとなります。

　平成19年度の卒業生、野球部では初めて春夏連続の甲子園出場を果たした年ですね。この時の選手で相双地区の小高から本校に入学した返見彰君という卒業生がいます。彼は今年1月、晴れて成人式を迎えたのですが、その返見君、なんと新成人代表の挨拶を務めたのです。この文章が、地元広報誌に載っていまして、これを読んで我々関係者は大きな喜びを感じました。

誓いの言葉

　本日はお忙しい中、私たち新成人のために盛大な式典を開催して頂き、また多くの御来賓の皆様に御出席賜りまして新成人を代表し心から厚く御礼申し上げます。（中略）

　私は中学校卒業後、将来の事を何一つ考えず「ただ野球がしたい」それだけのために高校に進学しました。当時は、慣れない環境や気候、練習の厳しさから、情けない話ですが、何度か自分の選択を後悔し、今すぐにでも地元に帰りたいという気持ちになったことがありました。ですが、周りの環境やチームメイトに恵まれ楽しい高校生活を送ることが出来、野球だけではなく人として大事なことを野球を通じて数多く学びました。私にとって高校野球とは人生の土台です。様々な人に出会い、そこから多くのことを学び、充実した密度の濃い3年間を過ごすことができました。そして何より、親元を離れて生活し、親のありがたさ、親の偉大さを身にしみて深く実感しました。私一人では何もできない。周りで応援、支えてくれる方々いるからこそ私自身が生かされているのだと感じ、本当に今でも感謝しています。（中略）

　これから社会に出たら、数々の困難にぶつかると思います。その時は絶対に逃げ出さず真正面から真剣に物事に向き合い、大変なときこそ字の如く「大きく変われるチャンスだ」と前向きな考えで、そして今日という記念すべき日の決意を忘れず、御来賓の皆様から頂いた教訓と激励を胸に刻み、この社会そして地元小高区に貢献できる社会人になるため、精一杯精進していきます。そして人は逢うべき時に、必要な人との出会いがあり、それは決して早すぎず遅くもない時に訪れるものと思います。これまでの出会い、そしてこれからの出会いを大切にし、芯の通った大人として確実に一歩一歩成長していきます。

　これから私は、恩師の言葉「一燈照隅」「人生御恩返し」この二つの言葉の本当の意味を忘れず、「芯」の大人として成長していくことをここに誓い、新成人代表の言葉といたします。本日は本当にありがとうございました。

　なんと素晴らしい挨拶でしょうか!!　彼は本当にひた向きで、一所懸命な男でした。感受性が豊かで、正義感が強くて…。大会ではサードコーチャーとしてベンチ入りを果たし、卒業後は1年間専門学校に通って目標としていた消防士に一発合格して、現在に至っています。休みの時には定期的にわざわざ学校にも挨拶に来てくれますし、素晴らしい男です。

　彼は「高校野球は人生の土台」と言っています。また挨拶の中には、高校時代に学んだ多くの言葉が散りばめられており、今も当時学んだことを胸に現在の生活を送っていることがヒシヒシと伝わってきます。聖光学院は80/3mindを掲げていますが、これは高校3年間が人生80年を決める3年間、人生の土台を作る3年間という意味があり、高校時代はそういう重要な3年間としっかりと捉えて全力でサポートするという思いを表したモットーです。まさに、彼の中の高校3年間は、80/3なのです。

　今日登校した3年生もこれから様々な進路に向かって歩き出します。でも、その原点は「高校生活3年間にあり!」と心底思ってくれたなら、我々はその責務を果たしたことになるのでしょう。そして、在校生にもそう思ってもらえるよう、我々教員が情熱をもって生徒達と接すること、これが大事なんだと再認識した返見君の挨拶でした。

　さあ、卒業式まであと約2週間。事故なく無事に過ごしてくれることを祈っています。次の登校日は2月25日（木）です。皆さんお忘れなく!!　　　（Yokoyama）

えっ!! もぅ!?

来週は３年生の学年末考査、１，２年生も学年末考査まで１ヶ月をきりました。

えっ！！！月日が経つのが早すぎる・・・。

去年は初めての担任を持つことが出来ました。

生徒のために一生懸命やってきたつもりでしたが、まだまだだなぁと痛感した１年でした。

１年間に出来ることって本当に限られるんですね。

今年も生徒のためにがんばるぞぉ～。

私事ですが、昨日誕生日を迎えました。・・・・そろそろ素直に喜べなくなりつつある今日この頃です。（笑）

w.s

年始の業務を開始。明日は推薦入試です。気をつけてご来校ください。

　さあ、1月4日。今日から年始の業務を開始しました。そして、早速入試業務の準備に入っています。

明日1月5日は推薦選抜検査となっています。今日も朝から冷え込んでおり、学校周辺の道路は凍結状態。気温も出勤時は氷点下だったと思います。明日の天気予報を見ると朝方まで雪が降り、日が昇った後は雨マーク。降水確率も７０%に達するとのこと。気温によっては雨にならずに雪が降りまくる、なんてこともありそうですからちょっと心配です。どちらにしても悪天候は避けられないようですね。皆さん、時間に余裕を持って、気をつけてご来校ください。

　また、他県から本校を受検の皆様、電車は１時間に１本と考えておいてください。以前、電車の時間を調べずに大慌て、なんてことがありました。こちらも気を付けてください。

　受付は8：30～です。それでは明日、皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

虹を見た!! しかも二重!! 調べてみた!!!

 　今日午後3時くらいでしょうか、雨がぱらつき、目的地に到着して外を見ると虹が出ていました。くっきりと、半円形に、しかもよ～く見ると二重になっていました。虹のメカニズムって・・・。以下、虹について

＜虹の形＞虹は、太陽のまわりに丸く作られています。私たちが見ることのできる虹は円の半分ですよね。それは、虹が朝や夕方近くにでるからなのです。朝は太陽が出て、夕方は太陽がしずんでいくのでななめになっていますよね。私たちの目には太陽の光が半分しかとどいていません。虹は太陽が出ている方向の反対がわに見ることができます。本当は、虹は円になっていて、わっかになっているのですが地面がじゃまをしています。地面から虹が出ているように見えても、遠くの空にあって、半分しか見えないのは地平線があるからなんですよ。

＜虹の見える角度＞ちょっと難しいかもしれませんが、虹が見える場所というのは太陽によって決まっています。太陽の光の方向の反対側を中心にして、半径が約42度の角度で虹が作られます。2重になっている外側の副虹（ふくこう）は約52度の場所に見ることができます。

＜二重になっている虹＞

虹が2重になって見えることがあります。見たことある人もいるとおもいます。色がはっきりと見えるふつうの虹を主虹（しゅこう）と呼びます。主虹は外側が赤色で内側に向かって黄、緑、青、むらさき色へと変化しています。主虹のまわりにできる2本目の虹は副虹（ふくこう）と呼ばれていて、少し色がうすくてぼやけて見えます。色がうすいけれど、よ～く見てみると主虹と色が反対になっています。外側がむらさき色で、内側が赤色となっているのです。これはどうしてなのでしょう？　虹は太陽の光が小さな水のツブの中で屈折して私たちの目に見える色となっていましたね。2重に見えている虹は、水滴の中で2回も屈折をしているのです。

＜二重虹のでき方＞ 

太陽の光の屈折は両方とも2回なのですが、反射が1回のときと2回のときでは、赤色とむらさき色の場所が反対になっています。副虹は2回屈折をしている間に光の色が弱くなってしまうので、はっきりとした色を見ることができないのです。虹をみつけたときには、もっと上のほうを見上げてみてください。2重虹を見つけることができると思います。注意して見なければみつけることができないのですが、3重になっている虹が出ているときもあるんですよ。

以上あるサイトからでした。う～ん、日常に疑問を持つというのはいいものですね。そうやって、疑問に思って調べる。勉強になります!!　(Yokoyama)

 

自然よ、ありがとう！

　今朝は水たまりに氷がはるほどの寒さでしたが、日中は暑いくらいの陽気になりましたね。気温の変化が激しい昨今、インフルエンザとともに、風邪にも注意が必要です。

　国道沿いの木々が色づき、本当に美しい季節です。空を見上げれば、恐ろしいほど大きく、丸い月が・・・暗くなるのも早いですね～。

　相手の気持ちを考えたり、これから何が起こるのかを推測したりするために、「想像力」が必要になりますよね。「日本は、言葉にしなくとも相手のことが分かる文化」なんて言われたりもします。この想像力、感覚の鋭さは、美しい自然を見たり、音を聞いたりすることで養われるとか。芸術の秋です。美しいものにどんどん感動しましょう！（K)