昨日野球部が出場する東北大会の組み合わせ抽選会があった。
どんな抽選になっても厳しい戦いが続く。有難いことに、毎年東北大会に出させて頂いているが、
選抜出場は4回しかない。あとは全部決勝に進む前に敗退しているのだ。
だから、どんな組み合わせになっても、「スイスイ」なんてことは絶対ない。
だから、今回の組み合わせが決まっても、特別な感情はないのだ。
しかし、今年は福島開催。もう一つのプレッシャーがあった。
選手宣誓だ。
福島代表3校のうち、一番若い籤を引いた段階で、その大役が回ってくる。
主将の矢吹が籤を引いた。9番籤。Aブロックだ。
ということは、準優勝の光南高校はBブロック確定だ。
問題は3位校の学法石川だ。
引いた。17番を。
思わず主将の矢吹と顔を合わせた。
「お前だ・・・」
前チームから主力を務め、甲子園を経験している矢吹にとって、
試合は心配ないだろう。
しかし、選手宣誓は・・・。
さあ、もう一つの戦い。
福島開催の東北大会は矢吹の宣誓で始まる。