今日、9月5日は、国民栄誉賞の日なんだそうです。
昨年、オリンピック4連覇の偉業を成し遂げた女子レスリングの伊調選手が受賞されたのは、記憶に新しいものであります。
国民栄誉賞の定義は、1977年に内閣総理大臣決定で制定された国民栄誉賞表彰規定に基づいており、その目的は「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃えること」とされているようです。
そして、第一号となったのが、「世界のホームラン王」となった王貞治氏だそうです。2日前に世界記録を塗り替え、当時37歳の若さで受賞されたのが始まりでした。
その他にも、柔道家の山下泰裕氏や野球選手の衣笠祥雄氏、歌手の美空ひばり氏、「サザエさん」でお馴染みの漫画家、長谷川町子氏、「男はつらいよ」シリーズを演じた渥美清氏など、多くのスポーツ選手や国民的俳優、歌手が受賞されてきました。
2013年には、師弟関係でもある野球選手の長嶋茂雄氏と松井秀樹氏が揃って受賞されたことも思い出されます。
調べてみると、意外にもこの名誉ある受賞を辞退された方もいるそうです。
1983年には、通算939盗塁の偉業を成し遂げた野球選手の福本豊氏などは、「王さんのような野球人になれる自信がない」という理由で辞退し、甲子園のテーマソング、「栄冠は君に輝く」などで有名な古関裕而氏などは、没後候補のため、親族が辞退されたという話もあります。2001年には、メジャーリーグで日本人初のMVPを受賞したイチロー選手は、「まだ現役で発展途上の選手なので、もし賞を頂けるなら現役を引退した時にいただきたい。」という理由もあったそうです。
次に、受賞される方が誰になるのか、国民として楽しみであります。