今日は晴れました。でも、寒いです。風も強いです。やっと、「冬」です。
まあ、これまでが異常だったのでしょうが・・・。
福島以南の生徒は、びっくりしたのではないでしょうか。と言っても、もう雪は解け始め、道路も大丈夫なので大したことはないのですが・・・。
それでも昨日の「降り」にはびっくりした生徒もいたことでしょう。「本物」の雪。
初めてではないでしょうが、やっぱり「本物」に触れることは大切です。
インターネットで何でも見れるこの時代。美しい景色も、「文字」を入れればすぐに画像が出てくる。
もちろん、それでも見れば「きれい」と思う。見ないよりは見たほうがいいかも知れない。
でも、「雪」を映像で見て「綺麗だな」と思っても、肌で感じることは出来ない。
その冷たさ、寒さ。そこで生活するものにとっては、「綺麗」では済まされない現実の厳しさもある。
バーチャルではなく、「本物」と触れる。人もそう。「本物」と出会うと、「感動」する。
そうなのだ。「本物」には「感動」が伴うのだ。
毎年入学する生徒を見てみると、年々「感性」が乏しくなっているように感じる。
情報化社会、便利な世の中。もちろんプラスの面も数多い。でも、弊害もある。
その一つが、こんなところにもあるのだ。
ちなみに私は、今「北の国から」を見ている。昔のドラマだ。
父親の吾郎が、息子の純と娘の蛍と共に、北海道の大自然の中で暮らしていく。
電気も水道もない。そんな生活だ。小さい頃、あのドラマは退屈で仕方がなかった。
大人気のドラマだったが、子供であった私には、あまり感じるものがなかった。
でも今は面白い。都会育ちの純や蛍が、本物の大自然に触れながら、変わっていく。
これが本当の成長なのだ。
「本物」に触れる。その機会が今は凄く少ない・・・。
「感性」を育てる。今我々学校現場で求められる、一つの使命でもある。(H.Y)