今日、聖光学院の夏が終わりました。大会期間中、ご声援ありがとうございました。
今年のチームは、本当にいろいろありました。よく言っていたのが、お前たちは人をがっかりさせる、失望させてばかりだと。細かいことだけど、そんなことがたくさんあったんですね。でも、今日は負けてしまったけれども、多くの人が感動をしたよ、と言ってくれるようになった。これが一番嬉しい。
県大会の大逆転劇。甲子園でも3回戦のサヨナラ勝ちを含めて2試合が逆転勝ち、初戦も2対1と大接戦。「打のチーム」であったはずが、甲子園では完全に「守」のチームに。4試合を通じ無失策は誇れる数字です。
みんな頑張ったけど、特に投手の船迫、捕手の高野、遊撃手の石垣のプレーにはこちらも心打たれました。どちらかというと、この3人はレギュラーの中でも身体能力が低い方なんですね。体格も小柄。船迫なんかは、中学時代は軟式野球部の3番手投手。それがここまで成長した。それを引き出した高野は見事と言わざるを得ない。そしてゲームキャプテンの石垣は打撃に守備にフル回転。圧巻でした。
今日負けたのは悔しいけれど、選手の、そしてチームの成長には満足です。打線が繋がらなかった原因は、たぶんこれだというのも見えているし、また一つ、階段を上がれたように思います。
さあ、新たな挑戦の始まりです。3年生の残してくれた成果と課題。ここをしっかりと整理して、新チーム育成に頑張っていきます。「聖光らしさ」を失うことなく更なるレベルアップをめざし、そしてまだ見ぬ高みへ。
聖光学院の挑戦はまだまだ続きます。大会期間中、「甲子園日記」を読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。今後も、なお一層のご声援よろしくお願い致します。
※「先生のひとりごとブログ」は2学期の始業までお休みいたします。ご了承ください。