「バサマ」・・・。船迫のニックネーム。今日はバサマが良く投げました。低目を丁寧に、両サイドを丹念に。聖光学院というと絶対エースがいて、そのエースと心中するといったのが1つのパターンでしたが、今年は2年生の今泉が急成長して投手起用に幅が出来ました。
激闘の県大会決勝戦から、今年の投手陣は随分とテコ入れしました。準決勝までは無失点でしたが、決勝の日大東北戦で16安打され、このままでは甲子園では勝てない!! ということでバサマは球種開発、今泉はフォーム修正。バサマはそれまで変化球はスライダーとシンカーだけだったんですが、カーブとチェンジアップ、そしてシュートを習得。今泉も球種を一つ増やしました。それが奏功したのか、今日は緩急をつけながらテンポ良く丁寧に投げてくれました。
打線も5回まで5安打で4得点と効率良く得点、後半は走塁ミスが目立ち、ここは大反省ですが、相手左腕をよく攻略してくれました。これで4年ぶりの3回戦進出。でも全然満足はしていません。
大阪入りしてから1日も休まずここまで練習してきました。例年なら2日位休みを入れるんですが、とにかく妥協せずにやろうということで・・・。
聖光学院は、まだ甲子園で3勝していない。次の近江戦はそこにチャレンジします。近江はレベルの高い2年生好投手に、俊足の選手を揃え、チーム打率4割9分以上を残して滋賀大会を圧勝してきた強豪チーム。でもここは甲子園。1試合ごとに対戦相手の力が上がっていくのは当然です。
スポーツニッポン福島支局の記者がこんな記事を書いてくれました。昨秋、先輩が積み上げてきた県内連勝記録を95で止めてしまった今のチーム。でも、そんなチームが96回目の夏の甲子園で躍動すると・・・。
そうです。いいフレーズです。95連勝を止めたチームが、96回目の夏に新たな歴史の1頁を刻み込む。選手も我々も全然満足していません。妥協することなく、貪欲に臨んでいきます!!(Yokoyama)