昨日(13日)、キャンプを打ち上げました。大きなけが人もなく、まずはこの10日間野球に打ち込むことができた、実戦を経験する事ができたというのが一番の成果でした。
沖縄本島に移動した11日は浦添商業高校で熊本の秀岳館高校と浦添商業と対戦。石垣島ではなかなかつながらなかった打線が爆発!! 園部の2連発に西村、加賀にも一発が飛び出し、12得点の圧勝。投げては佐久間が1失点完投して猛烈アピール。2試合目も3回に園部の2点タイムリーに佐藤昌平のスリーランで一挙5点。そして石井が完封劇となかなかいい試合をしてくれました。
この試合、打線が爆発する前、ちょうど2時46分を迎えました。3月11日・・・そうですね、東日本大震災からちょうど2年。試合のあった浦添市内には消防のサイレンが鳴り、それに合わせて聖光学院の選手、そして浦添商業の選手がちょうど福島の方向を向いて黙祷を行ないました。我々にとってこの日この時間は、一生涯特別な日です。この日を境に、変わったことが大きすぎる。この震災を絶対に風化させてはならない、と感じた1分間でした。
翌日3月12日は沖縄合宿の最後の練習日。1試合目は北中城と対戦して勝利。迎えた2試合目が最も楽しみにしていた興南高校との試合。結果は6対0の完敗に終わりました。昨日の試合で打線が上向きかな~と思っていましたが、興南のエース花城君の前に全くの沈黙。やっぱりまだまだですね。技術的なものもさることながら、試合の中で相手投手をいかに攻略するかという「線」が出来てこない。一人ひとりが「個」で勝負しているというか・・・。突破口がなかなか開けない中で、焦りが生じて力んでしまって。難しいものです。
試合後のミーティングである選手が「自分の打順の仕事が出来ていないので、悔しい」という言葉を口にしました。あ~、完全に見失っているな~、というのが分かったのが私にとっては大きな収穫でした。あまり、このブログを読んでいる方は意味が分からないかも知れませんが、ウチの野球が求めているものとはちょっと違うんですね。技術力を残りの期間で上げていくことも大切ですけど、考え方も修正の必要がありそうです。
さて、選手は13日に一旦帰福し、15日に大阪入りです。いよいよ勝負の時。最後まで必死に調整を続けて、本番を迎えたいですね。頑張ります!!