象は小さなころに、縄をつけられて、大きな杭に結びつけられるんです。
そしてその杭は、大きくて、子象が杭を引っ張ってもびくともしない。
そのうちに子象はいくら引っ張っても無理だって学びます。
そして、いつの間にか、その杭につながった縄の届く範囲で行動するようになり、そこから外には絶対に出ようとしなくなってしまう。
そして気が付くと、子象は大きい象に成長しています。
ハタから見ると変な感じです。
象をつないでいる縄を支えているのは、小さな杭だけなんです。
象の縄はたったの一本の杭につながれているだけで、どう考えても、象が本気になったら、
その杭なんて軽く引き抜けてしまうはずなんです。
でも、象達は、子供のころから、杭に結びつけられていて絶対に杭につながった縄の長さ以上には出ようとさえしないのです。
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考えさせられました。
子どもたちを杭で縛りつけていないだろうか。
子どもたちに杭をつないでいないだろうか。
こんな素敵な話もありました。
ある家族の話です。
そこの家族では、いろんな素敵なルールがあります。
なんと、家族の朝食をつくる担当が、小学三年生の女の子と4歳の男の子。
しかも、二年生の時から一年間毎日つくってきたそうです。
女の子は、とても嬉しそうに、朝ご飯をつくっているそうです。
さらに三年生の女の子が、2歳になる妹の面倒をしっかりみているそうです。
子どもたちを縛りつけるルールもあれば
子どもたちの可能性を引き出すルールもある。
チャレンジさせてあげることって大切ですね。
みんなの可能性を引き出すために、または、子どもたちの可能性を引き出すために
その可能性を引き出すことが出来るように、日々努力していきたいと思いました。