昨秋10月12日の東北大会決勝敗退から5ヶ月半。様々な準備を終えて、明日初戦を迎えます。今の心境は「人事を尽くして天命を待つ」といった感じでしょうか。
昨年の11月下旬からグラウンドの除染作業が始まり、内野は全く使える状況ではなくなりました。そして例年以上の雪。どうやってセンバツまでにチームを上げていけばいいのか。試行錯誤の連続でしたが、2月の1週間の千葉キャンプ、そして3月上旬の沖縄キャンプを経て、しっかり戦える状況になったと思います。「やることはやった」という実感があるんですね。もちろん、だからと言って勝てるかどうか、全て上手くいくかどうかは分かりませんが、「戦う準備」は整ったと思っています。
先日、福島で放送された聖光学院の特番を見ましたが、氏家が最後にいいことを言っていました。要約すると、「全国的に見れば震災の記憶は薄れていっているように思います。でも福島はまだ震災の只中にあるんです。だから、センバツで自分たちが戦うことによって、まだ震災は終わっていないことを分かってくれたら・・・」 氏家は聖光学院の野球場がある桑折町出身。地元中の地元の選手。それだけに、やはり故郷愛というか、そういうのをもっているんですね。選手たちのそういう想いは、本当に嬉しいですね。
今年のチーム、本当にいいチームです。Bチーム時代から苦楽を共にしてきた、時には無理難題を押し付け、それを乗り越えてきた今年のチームは私にとって特別な想いを抱くチームです。明日、選手たちが躍動してくれることを信じています。粘り強く、泥臭く、聖光学院らしい熱い戦いをしてくれるはずです。
皆さん、どうか選手の一挙手一投足を見守ってやってください!! ご声援よろしくお願いいたします!!(Yokoyama)