昨日、「ほこ×たて」というテレビ番組で55歳と11歳の子どもとの100m走の対決があった。11歳の子どもと55歳の大人の体力はほぼ同じであるということから企画された対決である。親としての立場からは子どもを応援したいところだったが、中高年の立場から自分へのエールを込めて55歳に期待をしてしまった。結果は3勝2敗で子どもの勝利であったが、最高タイムが12秒45で小学校の教頭先生が記録したことに一矢報われた。一緒に見ていた3人の息子たちが私と比較していることを語らずとも察知してしまった。末の子が11歳になる頃には私も55歳である。競走になるのだろうか?
毎年この時期は3年生が自宅学習期間に入るため授業に余裕が出る。新年度に備えてのリセット期間である。私は老体に鞭打って空き時間を利用して体力維持のために軽いウエイトトレーニングなどをしている。トレーニング初期は筋肉痛で悩まされるが、続けていくと心地良い。体も心も引き締まった様な気がする。あくまでも「気がする。」である。しかし、4月に入ると新年度の慌ただしさを言い訳に長くは続かない。
子どもは何もしなくても(「何もしなくても」は過言である。やはり運動は大切である。子どもにとっての最低の運動量は健康な成長に不可欠である。子どもの日常の大半が運動で占めているという前提で「何もしなくても」とした。)体力は向上していく。だが、老化現象真っ只中の私は何もしなければ体力維持どころか下降の一途だけである。トレーニングをすれば成長ホルモンは分泌されることは知っているのだが・・・ T.N.