茶碗を割ったのではない。自分の器量の小ささを割ったのだ。
ある時、伊達政宗は突然、名器と言われた茶碗を割った。驚いた周りの者が、
『なぜ、名器をお割になったのですか?』と訊くと、政宗はこう答えた。
『この茶碗の値段を尋ねたら、千金だという。驚いた。しかし俺が茶碗を
割ったのは、別にこの茶碗が高価だからというのではない。茶碗の高価さに
驚いた俺の器量の小ささに腹が立ったのだ。だから割ったのは、茶碗ではなく
俺の情けない心だ』
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